角田裕毅(アルファタウリ)の2年目の開幕戦は、まさかの予選Q1脱落に終わった。
予選後にミックスゾーンにやってきた角田は「しょうがないなという感じです」と肩を落とした。
何が仕方がなかったのか? それは、この日、角田は予選前までに1周もしていなかったからだ。午後3時から開始されたフリー走行3回目は、予選に向けて燃料を軽めにしてソフトタイヤでタイムアタックの感触をつかむ時間となる。その貴重なフリー走行3回目が開始しようとしていたとき、角田が乗り込む22号車にハイドロ系のトラブルが発生。角田はコクピットを降り、メカニックによる修復作業が始まった。