レッドブルF1がエンジニアリング部門の配置転換を発表。責任者“ロッキー”はドライバー育成プログラム担当に

 レッドブルで長年レースエンジニアリング責任者を務めてきたギヨーム・ロケリン(愛称ロッキー)が、オーストラリアGP後に新たな役職に移ることになったと、レッドブルが明かした。

 ロケリンは2006年にレッドブルに加入、デイビッド・クルサードのレースエンジニアとしてチームでの仕事をスタートした。その後セバスチャン・ベッテルのレースエンジニアとなり、4年連続で世界タイトルを獲得したベッテルのサポートを行った。

2022年F1第3戦オーストラリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第3戦オーストラリアGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ランド・ノリス(マクラーレン)だ。

レッドブル&HRC密着:フェルスタッペン、7パーツを交換してレースに臨むも不安が的中「チームとして見直すべき点は多い」

 この日、レッドブルは朝から少し様子が変だった。F1第3戦オーストラリアGPレース当日の日曜日の朝、パルクフェルメから帰ってきたマシンは、レースがスタートするまでセッティングの変更が許されない。したがって、メカニックたちはレギュレーションで許される範囲の作業、たとえば掃除や許可されている部品の交換を行うなど、必要最低限の作業しか行わない。

 ところが、レッドブルはマックス・フェルスタッペンのマシンのみ、さまざまな部品の交換作業に追われていた。午後1時36分に国際自動車連盟(FIA)が発表したリストによれば、レッドブルがフェルスタッペンのマシンで交換したパーツは、以下のように多岐にわたっていた。

リタイアを悔しがるレッドブル代表「燃料漏れと思われる。問題の早期解決が必要」/F1第3戦決勝

 2022年F1オーストラリアGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはトラブルでリタイア、セルジオ・ペレスは2位を獲得した。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー
 チェコは見事なレースをした。何度かオーバーテイクを成功させて、シーズン初表彰台を獲得し、ポイントをしっかりと稼いだ。

 だが、マックスはフィニッシュできなかったので、心から喜ぶことはできない。外部燃料漏れが起きたと考えている。そのトラブルを引き起こしたのが何なのかを正確に理解する必要がある。リタイアせざるを得なかったという面では、非常に悔しいレースだった。

ペレス2位で今季初表彰台「ペースが足りず、フェラーリではなくメルセデスと戦うことに」レッドブル/F1第3戦

 2022年F1オーストラリアGP決勝で、レッドブルのセルジオ・ペレスは2位表彰台を獲得した。

 スタートでルイス・ハミルトン(メルセデス)に抜かれ、4番手を走るが、10周目にポジションを取り戻した。セーフティカーのタイミングが悪く、ピットストップ後に5番手を走行、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)をパスし、マックス・フェルスタッペンのリタイアで2位に繰り上がり、今季初めて表彰台に上った。

フェルスタッペン、3戦中2回目のリタイア「タイトルを争う上で起きてはならないこと」燃料関連の問題発生か/F1第3戦

 2022年F1オーストラリアGP決勝で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはトラブルにより58周のレースの38周でリタイアした。

 決勝スタート前のグリッド上で、フェルスタッペンのマシンに問題が発生し、それをメカニックたちが修理していた。

 無事にスタートを切ることができたフェルスタッペンは、トップを走るシャルル・ルクレール(フェラーリ)に戦いを挑む速さはなく、2番手を走行。しかしレース半ばにチームの指示により、ターン2のコース脇にマシンを停めた。マシンからは白煙が上がっていた。

F1第3戦オーストラリアGP予選トップ10ドライバーコメント(2)

2022年F1第3戦オーストラリアGPの予選が行われ、ポールポジション~5番手に入ったドライバーたちが土曜日を振り返った。ポールポジション~5番手に入ったドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)、セルジオ・ペレス(レッドブル)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。

レッドブル&HRC密着:バランス問題は解決せず。大幅に改修されたコースでセットアップを読み間違え、タイヤの温め方に影響

 F1第3戦オーストラリアGP予選後、ポールポジションを逃して2番手に終わったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、珍しくマシンのセットアップに注文をつけた。

「この週末は、今のところずっとひどい状態だった。マシンバランスが悪く、常に何かを追いかけていて、ロングランを除けば1周も快適に走ることができなかった。それは予選でも同じで、一発アタックでは自信を持ってアタックすることがなかなかできなかった」

レッドブル代表「ふたりにとって理想的な予選ではなかった。決勝でフェラーリを倒したい」/F1第3戦

 2022年F1オーストラリアGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンは2番手、セルジオ・ペレスは3番手だった。

■レッドブル・レーシング
チーム代表クリスチャン・ホーナー
 ドライバーふたりが素晴らしいパフォーマンスを発揮し、一時はどちらかがポールを獲得できるのではないかと思った。しかしシャルル(・ルクレール)が見事なラップを走り、我々はそのタイムには届かなかった。明日、彼らと戦い、倒すことを目指す。

ペレス予選3番手「タイヤ戦略を誤り、タイムを失った」レッドブル/F1第3戦

 2022年F1オーストラリアGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは3番手だった。

 ペレスは予選後、イエローフラッグを尊重しなかった疑いで審議対象となったが、調査の結果、適切な形で減速していたことが分かり、処分は科されないことが決まった。