現地時間3月18日、2022年F1第1戦バーレーンGPの予選が行われ、シャルル・ルクレール(フェラーリ)がポールポジションを獲得した。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。角田裕毅(アルファタウリ)は16番手だった。
フェルスタッペンが最速。角田はトラブルで走れず【タイム結果】F1第1戦バーレーンGPフリー走行3回目
2022年F1第1戦バーレーンGPのフリー走行3回目が行われ、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップタイムをマークした。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。アルファタウリの角田裕毅はトラブルにより走ることができなかった。
気温22度、路面温度38度というコンディションで、現地時間15時にFP3がスタート。開始から10分ほど経過したところで各車が続々とコースへ出始め、まずはメルセデスのルイス・ハミルトン、ジョージ・ラッセルがソフトタイヤで1-2に並ぶが、その後フェラーリのルクレール、カルロス・サインツがメルセデス勢を上回った。
F1第1戦金曜会見:新型コロナ対策を緩めつつあるF1。陽性でのレース出場はドライバーの判断に任せるべきとの意見も
F1は2021年までの厳しいバブル方式を緩めるなど、確実に『ウィズ・コロナ』に舵を切りつつある。しかしそんななか、バーレーンテスト中にマクラーレンのダニエル・リカルド、そして開幕直前にアストンマーティンのセバスチャン・ベッテルの新型コロナウイルス陽性が明らかになった。
F1のコロナ緩和措置は、はたして正しい方向性なのか。今年から金曜日のフリー走行直前に行われるようになったドライバーズ会見では、新型コロナウイルスとどう向き合っていくかについて多くの意見が交わされた。
ルクレール「マシンの競争力がかなり高そう。予選の目標はポール獲得」フェラーリ/F1第1戦金曜
2022年F1バーレーンGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=2番手/2=2番手、カルロス・サインツはフリー走行1=3番手/2=3番手だった。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
フリー走行1=2番手(1分34秒557:ミディアムタイヤ/22周)/2=2番手(1分32秒023:ソフトタイヤ/20周)
レッドブル&HRC密着:ホンダとの新たな第一歩を踏み出したバーレーンGP。初日はフェルスタッペンが首位発進
ホンダがF1の表舞台から姿を消した2022年。しかし、ホンダはE10燃料に対応したパワーユニットの開発を、ホモロゲーションが実施される3月1日まで続け、レッドブルに引き渡した。これに合わせて、イギリス・ミルトンキーンズに構えていたHRD UKを閉じ、ホンダのスタッフはレッドブル・パワートレインズへ移籍した。
ただし、全員が移籍したわけではない。ホンダの社員の数名は帰国。そのなかに、昨年までテクニカルディレクターを務めていた田辺豊治がいる。代わって現場のまとめ役を務めることとなったのは、その田辺と第3期時代から苦楽を共にした本橋正充だ。副テクニカルディレクターとして田辺を支えてきた本橋は、引き続きアルファタウリのチーフエンジニアも兼務する。
ハミルトン「レッドブルやフェラーリとの差はあまりにも大きい」メルセデス/F1第1戦金曜
2022年F1バーレーンGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=7番手/2=9番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=4番手/2=4番手だった。
■ルイス・ハミルトン(メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム)
フリー走行1=7番手(1分34秒943:ソフトタイヤ/17周)/2=9番手(1分33秒144:ソフトタイヤ/23周)
【角田裕毅F1第1戦密着】FP2では1発アタックで上位との差が生じるも、開幕戦初日は「それほど悪くない1日」
開幕戦の直前に行われたバーレーンでの合同テストを総合7番手で締め括った角田裕毅(アルファタウリ)。デビューイヤーの昨年は、マックス・フェルスタッペン(レッドブル)に次ぐ2番手だったことを考えると、少し物足りない感じがしないわけでもないが、本人は冷静だ。
「そうですね。ミスがあって(望んでいたタイムを刻めなかったことは)残念ですが、いい経験になりました。あれで、どれくらいプッシュすべきかがわかったので、全然大丈夫です(笑)」
ポーパシングを解決できないメルセデスF1「今は、ダメージを最小限に抑えることに集中するしかない」/F1第1戦金曜
2022年F1バーレーンGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=7番手/2=9番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=4番手/2=4番手だった。
チームは、W13のポーパシングの問題を軽減するために多数の実験を行い、ポーパシングにより失われたダウンフォースを取り戻す方法を探っていると述べている。また、ハミルトンはFP2ではDRSやブレーキの問題にも悩まされていたということだ。
ガスリー「FP1では最速だったが、重要な夜のセッションで苦戦。予選までに改善を図りたい」F1第1戦金曜
2022年F1バーレーンGPの金曜、スクーデリア・アルファタウリのピエール・ガスリーはフリー走行1=1番手/2=13番手だった。
ガスリーは今回、ロシアのウクライナ侵攻により命が脅かされている子供たちへのサポートを呼びかけるため、ウクライナの国旗のブルーとイエローを使用し『No To War』というメッセージが入ったヘルメットを着用している。
ペレス「ベストなセットアップを見つけるため、やるべきことがまだ残っている」レッドブル/F1第1戦金曜
2022年F1バーレーンGPの金曜、レッドブルのセルジオ・ペレスはフリー走行1=10番手/2=7番手だった。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=10番手(1分35秒050:ミディアムタイヤ/23周)/2=7番手(1分32秒958:ソフトタイヤ/20周)