ペレス、メキシコ人初のポール獲得「どこより難しいコースで人生ベストのラップを走れた」レッドブル/F1第2戦

 2022年F1サウジアラビアGPの土曜予選で、レッドブルのセルジオ・ペレスは自身初のポールポジションを獲得した。メキシコ人ドライバーでF1のポールポジションを獲得したのはペレスが初。ポール獲得までかかった期間としても最長記録を更新した。

■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
FP3 3番手(1分29秒833:ソフトタイヤ/16周)
予選 1番手(Q1=6番手1分29秒705:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分28秒924:ソフトタイヤ/:Q3=1番手1分28秒200:ソフトタイヤ)

角田裕毅、トラブルで予選タイムを記録できず「Q3進出を目指していただけに残念」PU交換も明らかに/F1第2戦

 2022年F1サウジアラビアGPの土曜予選で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅はトラブルのためタイムを記録することができなかった。

 Q1でコースに出ていた角田に対し、チームから「問題があるためピットに戻るように」との指示がなされた。角田はタイムを記録しないまま予選を終えることになった。

大クラッシュのシューマッハー、幸いけがなく元気な姿を見せる。決勝は欠場、ハースF1は1台のみの出場に

 2022年F1第2戦サウジアラビアGPの予選でハースのミック・シューマッハーが大クラッシュを喫した。幸いけがはなかったものの、決勝は欠場するとチームが発表した。

 予選Q2でシューマッハーはターン12でウォールに激しくヒット。セッションは赤旗中断となった。マシンが大破していたため、シューマッハーの身体が心配されたが、後に、意識があること、身体に問題がないこと、母親と話をしていることが、チームにより明らかになった。シューマッハーはメディカルセンターに運ばれた後、予防的検査のためにヘリコプターで病院に搬送された。

波乱の予選を制したレッドブルのペレス。僅差でフェラーリ勢を下し215戦目で初ポール獲得【予選レポート/F1第2戦】

 3月26日現地時間20時、2022年F1第2戦サウジアラビアGP予選が行われた。

 気温は23度、路面温度は25度というコンディションで、風速は3.4mとFP3よりは弱くなった。風向きは依然としてメインストレートが向かい風でセクター2が追い風。

 Q1の開始直後からハース勢やアルファロメオの周冠宇、マクラーレン勢らがソフトタイヤを履いてコースイン。Q1突破が容易な上位勢はピットに留まりコースコンディションの改善を待つが、フェラーリ勢は早々にコースインを果たした。ハードタイヤを2セット残すためソフトタイヤを3セットしか残していないメルセデスAMG勢はミディアムタイヤでQ1を戦う。

【順位結果】F1第2戦サウジアラビアGP予選

 2022年F1第2戦サウジアラビアGPの予選が行われ、レッドブルのセルジオ・ペレスがポールポジションを獲得した。2番手はシャルル・ルクレール(フェラーリ)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。アルファタウリの角田裕毅はトラブルで走れず20番手だった。

フェラーリのルクレールが最速。角田は10番手【タイム結果】F1第2戦サウジアラビアGPフリー走行3回目

 2022年F1第2戦サウジアラビアGPのフリー走行3回目が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はセルジオ・ペレス(レッドブル)となっている。アルファタウリの角田裕毅は10番手だった。

 気温24度、路面温度30度というコンディションで、現地時間17時にセッションがスタート。まずはフェラーリのカルロス・サインツがソフトタイヤで1分31秒011を記録し、その後ルクレールが同じくソフトで1分30秒139をマークした。フェラーリは金曜日と同じくセクター1で速さを見せている。

サーキット近郊での爆発を受けて、F1とFIAが声明を発表。予定通りにサウジアラビアGPを開催へ

 3月26日(土)、F1とFIAは共同で声明を発表し、F1第2戦サウジアラビアGPを予定通りに続行すると発表した。

 25日(金)にサウジアラビアのジェッダ・ストリート・サーキットでフリー走行1回目が行われていた時間帯に、サーキット近郊に位置する石油精製所で爆発事故が起きた。この事故が起きた精製所はサウジアラビアの石油会社『サウジアラムコ』の施設で、AP通信やロイターなどは、イエメンの反政府勢力であるフーシ派がミサイルで爆撃を行ったものと伝えられている。

ハミルトン「問題の多くが未解決だが、可能な限り良い状態に持っていきたい」メルセデス/F1第2戦金曜

 2022年F1サウジアラビアGPの金曜、メルセデスのルイス・ハミルトンはフリー走行1=9番手/2=5番手、ジョージ・ラッセルはフリー走行1=15番手/2=6番手だった。

 トラックサイド・エンジニアリングディレクターを務めるアンドリュー・ショブリンは、この日もメルセデスはバウンシングの問題を解決するための実験を行ったが、解決策はまだ見つかっていないと述べている。ポジティブな点としては「バーレーンと比べると、マシンバランスは向上しているし、タイヤのデグラデーションの状況については非常に満足している」ということだ。

F1 Topic:深夜まで続いた緊急会合。サウジアラビアGP続行が決まるも、硬い表情を見せたドライバーたち

 サウジアラビアのジェッダ国際空港付近にある石油関連施設が、金曜1回目のフリー走行中に爆発されたのに伴い、F1は2回目のフリー走行の前にドライバー及びチーム代表者を招集しての緊急会合を行い、フリー走行2回目は15分遅れでセッションが開始された。2回目のセッション後に再び緊急会合が開かれ、話し合いの結果、サウジアラビアGPは予定通り、残りのイベントを続行することで参加者全員が一致した。

 会合後、ステファノ・ドメニカリとモハメド・ベン・スレイエムがメディアの前に現れ、次のように声明を発表した。

フェラーリ2台がウォールに接触、ロングランをこなせず「自信を失ってはいない」とルクレール/F1第2戦金曜

 2022年F1サウジアラビアGPの金曜、フェラーリのシャルル・ルクレールはフリー走行1=1番手/2=1番手、カルロス・サインツはフリー走行1=4番手/2=3番手だった。

 FP2終盤、ふたりともバリアにヒットしたことで、フェラーリは走行を早めに切り上げなければならなかった。まずサインツがフライングラップでマシンの左サイドをバリアにこすり、その直後、ルクレールが左フロントホイールをウォールに軽く接触させた。フェラーリによると、2台とも大きなダメージは負っていなかったが、セッション中に修復することはできなかったということだ。