サウジアラビアGPサーキット近郊にミサイル攻撃。F1と主催者、安全を最優先しつつグランプリ開催と発表

 F1サウジアラビアGP初日3月25日に、開催地ジェッダ・サーキット近くの石油施設が攻撃され、炎上するという事件が起きた。しかしF1は、地元当局から安全の保証を得たうえで、グランプリを予定どおり開催すると発表した。

 AP通信やロイターなどが、イエメンの反政府勢力フーシ派がミサイル攻撃を行ったと伝えている。FP1の時間帯に、ジェッダ・サーキットから約11kmに位置する国営石油会社サウジアラムコの石油関連施設が炎上。これを受けて、FIA会長モハメド・ビン・スライエム、F1のCEOステファノ・ドメニカリがF1チーム代表およびドライバーたちとの会合を行い、FP2は15分遅れでスタートすることになった。

F1サウジアラビアGP FP2:初日はルクレールが最速。アルファタウリの角田は10番手も終盤にトラブル発生

 2022年F1第2戦サウジアラビアGPのフリー走行2回目が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。アルファタウリの角田裕毅は10番手だった。

 FP1終了後、現地にいるジャーナリストが、サーキット上空に黒煙の上がる様子をSNSに上げていた。アルジャジーラなどの報道によれば、サーキットから15kmほどの国際空港近くにあるアラムコの石油精製施設がミサイル攻撃を受けたとのことだが、真偽は不明だ。国際映像では映っていなかったが、FP2の最中も炎が上がっている様子がサーキットから確認できたという。

【タイム結果】F1第2戦サウジアラビアGPフリー走行2回目

 2022年F1第2戦サウジアラビアGPのフリー走行2回目が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はカルロス・サインツ(フェラーリ)となっている。アルファタウリの角田裕毅は10番手だった。

F1サウジアラビアGP FP1:ルクレールがトップ。フェルスタッペンはハードタイヤで2番手、ボッタス3番手

 2022年F1第2戦サウジアラビアGPのフリー走行1回目が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)となっている。アルファタウリの角田裕毅は6番手だった。

 中東での開幕2連戦。先週のバーレーンから、舞台はサウジアラビアのジェッダに移った。昨年12月の初開催以来、わずか4ヶ月足らずで再び開催される。

【タイム結果】F1第2戦サウジアラビアGPフリー走行1回目

 2022年F1第2戦サウジアラビアGPのフリー走行1回目が行われ、フェラーリのシャルル・ルクレールがトップタイムをマークした。2番手はマックス・フェルスタッペン(レッドブル)、3番手はバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)となっている。アルファタウリの角田裕毅は6番手だった。

F1サウジアラビアGP、ブラインドコーナーでの事故防止策を講じる「スピードは向上」と主催者

 2021年12月にサウジアラビア初のF1世界選手権が開催されたジェッダ・コーニッシュ・サーキットでは、今季開催に向けて、コースの安全性を改善するための対策が取られた。

 F1は昨年、この新しい施設を評価し、全長6.174kmのサーキットと関連設備を12カ月未満で建設したジェッダの主催者に対して、称賛を送った。

新型コロナに感染のベッテル、F1サウジアラビアGPも欠場。引き続きヒュルケンベルグが代役に

 アストンマーティンF1チームは、2022年開幕戦バーレーンGPに続き、第2戦サウジアラビアGPでも、レギュラードライバー、セバスチャン・ベッテルの代わりにニコ・ヒュルケンベルグが出場することを発表した。

 ベッテルはバーレーンGP直前に新型コロナウイルス感染症の検査で陽性となったため欠場、リザーブドライバーのヒュルケンベルグが代役を務めた。2週連続開催となるサウジアラビアGP前の木曜時点で、チームは、ベッテルが検査で陰性結果をまだ得ておらず、ドライバー決定を金曜まで遅らせると述べていた。

開幕戦ダブルリタイアのレッドブルF1、サウジアラビアGPに向けトラブルは解決と自信

 レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、2022年F1開幕戦バーレーンGPでマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスがリタイアする原因となったトラブルについて、第2戦サウジアラビアGPでは解決しているはずであると述べた。

 フェルスタッペンは2番手、ペレスは4番手を走行していたが、チェッカーまで4周というところでフェルスタッペンはパワーを失い、ピットに戻ってリタイア、ペレスは最終ラップでエンジンがとまり、コース上でストップした。