コース改修とひとつ飛ばしのタイヤ選択により、F1オーストラリアGPは未知の週末に。ウイリアムズは“妥協”が必要と予想

 ウイリアムズの車両性能責任者を務めるデイブ・ロブソンは、F1第3戦オーストラリアGP向けのタイヤセットのうち種類をひとつをとばすというピレリの決断によって、決勝日にセットアップ上重大な妥協をしなければならないと述べている。

 ピレリは今週末のオーストラリアGPで、C2とC3タイヤ、そしてC4をとばしてC5タイヤをチームに割り当てるという試みを行うことにした。ピレリが通常とは異なるタイヤラインアップを揃えたうえに、アルバートパーク・サーキットではコースの改修が行われたことで、チームは3年ぶりのメルボルンでいくつか興味深い挑戦に直面することになる。

アルピーヌF1、アロンソ車に発生した問題を特定。第3戦オーストラリアGPに向けてPUを交換へ

 フェルナンド・アロンソは、今週のF1第3戦オーストラリアGPでペナルティを受けずに新しいエンジンを投入することになった。アルピーヌが、第2戦サウジアラビアGPでアロンソが使用したパワーユニットにウォーターポンプの不具合とそれに関連する損傷部分があることを突き止めたのだ。

 サウジアラビアGPでアロンソは7番手を走行し、力強いレースをしていたが、35周目にリタイアを余儀なくされた。アロンソはジェッダのピットレーンまで惰性で進んだが、そこでマシンが止まりレースを終えた。

3年ぶりのF1オーストラリアGPに向け、新コースレイアウトの詳細が明らかに。DRSゾーンは4カ所に設置

 メルボルンとF1は今週のオーストラリアGPに向け、コース上でのショーを改善するためにベストを尽くしてきた。アルバートパークのレイアウトを調整し、オーバーテイクの促進のために4カ所のDRSゾーンを設けたのだ。

 オーストラリアの新型コロナウイルスに関する規制により、メルボルンで2年間レースが行われなかったため、F1がオーストラリアに戻るのは2019年以来のこととなる。

アストンマーティンF1、第3戦オーストラリアGPからのセバスチャン・ベッテル復帰を発表

 3月31日、F1に参戦するアストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チームは、新型コロナウイルス感染によって開幕2戦を欠場したセバスチャン・ベッテルが、第3戦オーストラリアGPから復帰することをチームの公式SNS(@AstonMartinF1)で発表した。