【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第3回】最悪のタイミングでSC導入。不運が続くも9位入賞、勢力図変化も実感

 2022年シーズンで7年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。今年で2回目となるサウジアラビアGPでは、ミック・シューマッハーが予選で大きなクラッシュを喫した。幸いシューマッハー自身に大きな怪我はなかったが、マシンは大破。決勝レースを欠場することになった。一方ケビン・マグヌッセンは2戦続けてのポイントを獲得したが、もっと高い順位での入賞が見えていただけに悔しい結果となった。そんなサウジアラビアGPの現場の事情を小松エンジニアがお届けします。

2022年F1第2戦サウジアラビアGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第2戦サウジアラビアGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはエステバン・オコン(アルピーヌ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。

マグヌッセン9位「想定しうる最悪のタイミングでセーフティカーが入った」ハース/F1第2戦決勝

 2022年F1サウジアラビアGP決勝で、ハースのケビン・マグヌッセンは9位だった。

■ケビン・マグヌッセン(ハースF1チーム) 決勝=9位

 僕にとって起こりうる最悪の事態が起きた。周囲とは逆の戦略を採り、ほとんどのドライバーがミディアムを選んだのに対してハードタイヤでスタートした。その場合、想定しうる最悪の出来事は16周目か17周目にセーフティカーが入ることで、16周目にまさにそれが起きてしまったんだ。

F1第2戦サウジアラビアGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第2戦サウジアラビアGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)だ。

【F1チームの戦い方:小松礼雄コラム第2回】成長を見せたケビンが最高のカムバック。テストで見えたクルマの速さは本物

 2022年シーズンで7年目を迎えたハースF1チームと小松礼雄エンジニアリングディレクター。2回目のプレシーズンテストを前に、ニキータ・マゼピンの後任としてケビン・マグヌッセンがチームに復帰することが決まり、ハースは求めていた経験豊富なベテランドライバーとともにシーズンを戦えることになった。

 迎えた開幕戦では、そのマグヌッセンがトラブルを抱えながらもミスのない走りで予選Q3に進み速さを披露。決勝でも5位入賞を果たし、ハースに2シーズンぶりのポイントをもたらした。昨年シーズンを諦めてクルマの開発に力を注いだことが実を結んだ形だ。そんなバーレーンGPの現場の事情を小松エンジニアがお届けします。

ネーデルランドとハイクラス、ル・マン24時間のリザーブエントリー取り下げを検討/WEC

 レーシングチーム・ネーデルランドとハイクラス・レーシングは、2021年のレースに出場した後、今季のル・マン24時間レースのリザーブリストに登録されたことに反応し、両チームともエントリーの取り下げを検討していると述べている。

 このふたつのチームは、WEC世界耐久選手権やELMSヨーロッパ・ル・マン・シリーズを通じて、近年のル・マンにおけるLMP2クラスで着実に存在感を示してきた。

2022年F1第1戦バーレーンGP決勝トップ10ドライバーコメント(2)

 2022年F1第1戦バーレーンGPの決勝レースで優勝〜5位のドライバーが日曜日を振り返った。優勝〜5位のドライバーはシャルル・ルクレール(フェラーリ)、カルロス・サインツ(フェラーリ)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ケビン・マグヌッセン(ハース)だ。

F1第1戦バーレーンGP予選トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第1戦バーレーンGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはバルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)だ。