2022年F1第3戦オーストラリアGP決勝トップ10ドライバーコメント(1)

 2022年F1第3戦オーストラリアGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはダニエル・リカルド(マクラーレン)、エステバン・オコン(アルピーヌ)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)だ。

アルボン、リスキーな戦略で最後尾から入賞「優勝したみたいな気分だよ!」ウイリアムズ/F1第3戦決勝

 2022年F1オーストラリアGP決勝で、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは10位を獲得した。アルボンは燃料規定の違反で予選失格となり、最後尾20番グリッドからスタート。58周のレースでハードタイヤを57周持たせて走り、7番手まで上がった後、ソフトタイヤに交換。見事に戦略を成功させて1ポイントを手にした。

■アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ・レーシング)
決勝=10位
20番グリッド/タイヤ:ハード→ソフト

ウイリアムズのアルボン、燃料規定の違反で予選失格に。レースは出場可能/F1第3戦

 F1オーストラリアGP予選後、アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)のマシンに決められた量の燃料が残っていなかったことが分かり、アルボンは予選結果から除外された。

 アルボンは予選16番手を獲得した後、Q1最後のインラップにおいて、チームの指示でマシンをコース上にとめた。レギュレーションでは、常にマシンから1リッターの燃料サンプルを採取できる状態でなければならないが、アルボンのマシンについてそれができなかったということだ。

ストロール、ラティフィとの接触により3グリッド降格。ベッテルはピットレーンでの速度違反で罰金/F1第3戦

 アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チームのランス・ストロールは、F1第3戦オーストラリアGPの予選Q1でニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)と接触したことを受けて、3グリッド降格ペナルティを受けた。また、ペナルティポイントも2ポイント追加された。

 予選Q1の終盤、ラティフィはターン4で左側に寄り、ストロールを含む複数台のマシンを先行させた。その後ラティフィは加速してストロールを右側から追い抜こうとしたが、ターン5で接触。ラティフィはウォールにぶつかりマシンは大破してしまい、一方のストロールもそこでセッションを終えた。

コース改修とひとつ飛ばしのタイヤ選択により、F1オーストラリアGPは未知の週末に。ウイリアムズは“妥協”が必要と予想

 ウイリアムズの車両性能責任者を務めるデイブ・ロブソンは、F1第3戦オーストラリアGP向けのタイヤセットのうち種類をひとつをとばすというピレリの決断によって、決勝日にセットアップ上重大な妥協をしなければならないと述べている。

 ピレリは今週末のオーストラリアGPで、C2とC3タイヤ、そしてC4をとばしてC5タイヤをチームに割り当てるという試みを行うことにした。ピレリが通常とは異なるタイヤラインアップを揃えたうえに、アルバートパーク・サーキットではコースの改修が行われたことで、チームは3年ぶりのメルボルンでいくつか興味深い挑戦に直面することになる。

アルボン、ストロールとの接触により次戦オーストラリアGPでの3グリッド降格が決定/F1第2戦

 ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、ジェッダで行われたF1第2戦サウジアラビアGPのレースで、アストンマーティンのランス・ストロールとの接触を引き起こしたとして、次戦オーストラリアGPで3グリッド降格ペナルティを受けることになる。また、ペナルティポイントも2ポイント追加されている。

 ふたりは残り3周の時点でトップ10近くのポジションを争っており、アルボンはターン1のイン側でストロールを追い抜こうと試みた。しかし接触してストロールはスピンを喫し、アルボンはその場でリタイアを余儀なくされた。

Wシリーズチャンピオンのチャドウィック、2022年もウイリアムズ・ドライバー・アカデミーのメンバーに

 ウイリアムズ・レーシングは、2度のWシリーズチャンピオンであるジェイミー・チャドウィックが、同チームのドライバー・アカデミーのメンバーとして残留することを発表した。

 F1に参戦することを目指すチャドウィックは、2019年にウイリアムズの若手ドライバー育成プログラムであるドライバー・アカデミーに加入、グランプリの週末にはグローブの拠点でシミュレーター作業を行ってきた。

[F1 ヒストリー]チャンピオンを7回も獲得している超名門 ウィリアムズがトップエンドから落ちたワケ

ウイリアムズホンダFW11 レッド5ナイジェルマンセル車。シーズン5勝を上げたが不運のリタイヤも多くシリーズチャンピオンはプロストだった

セナvsマンセルの時代、1992年シーズンでセナはウィリアムズFW14Bに乗るマンセルに太刀打ちできなかった。無敗に思われたウィリアムズが、徐々に力を失っていったのは何故なのか? 元F1メカニックの津川哲夫が私的解説する。

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