ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、ジェッダで行われたF1第2戦サウジアラビアGPのレースで、アストンマーティンのランス・ストロールとの接触を引き起こしたとして、次戦オーストラリアGPで3グリッド降格ペナルティを受けることになる。また、ペナルティポイントも2ポイント追加されている。
ふたりは残り3周の時点でトップ10近くのポジションを争っており、アルボンはターン1のイン側でストロールを追い抜こうと試みた。しかし接触してストロールはスピンを喫し、アルボンはその場でリタイアを余儀なくされた。
ストロールは、「彼は飛び込んできた。僕はスペースを残していたと思ったけど、正確には分からない」と語った。
一方アルボンは、「最後に僕たちはポイント圏内に入ろうと戦っていて、ランスに勝負を仕掛けた」とコメントした。
「彼のディフェンスは堅くて、残念ながら接触してしまった。僕たちはパンクのせいでリタイアしなければならなかった。でもポイントは手の届くところにあったから、それを掴まずにはいられなかった」
スチュワードはアルボンに対して寛大ではなく、彼が「ロックアップし、コーナーのエイペックスで18号車に衝突した」とし、その動きは接触の原因だったと主張した。
またスチュワードは、49周目に出されたシングルおよびダブルイエローフラッグに違反した疑いで、3人のドライバーをオフィスに呼び出した。カルロス・サインツ(フェラーリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、セルジオ・ペレス(レッドブル)は全員呼び出しに応じたが、スチュワード委員会はそれ以上の処分は下さなかった。