2022年F1サウジアラビアGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは2番手、カルロス・サインツは3番手だった。プラクティスすべてでトップタイムをマークしてきたルクレールは、Q3最後にセルジオ・ペレス(レッドブル)に0.025秒差で敗れ、ポールポジションをつかむことができなかった。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 1番手(1分29秒735:ソフトタイヤ/23周)
予選 2番手(Q1=3番手1分29秒039:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分28秒780:ソフトタイヤ/:Q3=2番手1分28秒225:ソフトタイヤ)
素晴らしいラップを刻めたことが分かっているだけに、ポールポジションを逃してしまったのが残念だ。チェコ(セルジオ・ペレス)は最終セクターでリスクをとり、それが報われたね。彼のラップは並外れたものだったよ。素晴らしい仕事をやってのけた彼を祝福したい。
僕たちの方はというと、この予選からたくさん学ぶことがあった。新品タイヤよりユーズドのほうが速かったから、その理由を理解して、次回はより良い状態でタイヤを使えるようにしなければならない。
今朝行ったレースシミュレーションでは速かったので、明日には自信がある。暖かいコンディションのなか、非常にハイスピードかつ狭いコースで行われるナイトレース。絶対にエキサイティングになるだろうね。
(予選直後のインタビューで語り)予選では、コースから外れず、一切ミスをしないで走ることが重要だ。ミスをすればとても高くつく。Q3での2回目のアタックラップでは、全力を出して、すべてをうまくまとめ上げた。チェコがあのラップタイムを出すとは思っていなかった。彼にはおめでとうと言いたい。本当にすごい仕事をしたね。
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 4番手(1分30秒009:ソフトタイヤ/22周)
予選 3番手(Q1=1番手1分28秒855:ソフトタイヤ/Q2=1番手1分28秒686:ソフトタイヤ/:Q3=3番手1分28秒402:ソフトタイヤ)
走るたびに良いラップを重ねることができ、全体的には素晴らしい予選だった。面白いことにニュータイヤよりユーズドのソフトのほうが速くて、感触も良かったんだ。だからQ3の2回目のアタックもユーズドでやればよかったかもしれない。
そのあたりはこれからしっかり調べるつもりだ。ともあれ、今週末はここまでマシンの感触が良くなってきているので、さらにデータを掘り下げてマシンの力を最大限に引き出せるようにしたい。
今は明日のことに集中しなければならない。もちろん今日の予選でのペースの良さをレースでも発揮することが目標だ。昨年のようにレースがトリッキーなものになった場合に備えて、いろいろな作戦をとれるよう何種類かのタイヤを残してある。全てを完璧に機能させたい。さあレースだ。