2022年F1第2戦サウジアラビアGPの予選が行われ、6〜10番手のドライバーが土曜日を振り返った。6〜10番手のドライバーはジョージ・ラッセル(メルセデス)、フェルナンド・アロンソ(アルピーヌ)、バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)だ。
■ハースF1チーム
ケビン・マグヌッセン 予選=10番手
ミック(・シューマッハー)に怪我がないと聞けてよかったが、あのクラッシュを見た後だから信じられないぐらいだ。でもあのようなクラッシュで無事なら、このマシンの安全性は非常に高いということだし、素晴らしいね。彼はあの瞬間まで非常にいい予選をやっていて、結果を残せる位置にいたと思う。だから彼に必要なのは、また戻ってきてマシンに乗り、立ち直っていくことだけだ。
Q3に残れて嬉しいけど、マシンには10番手以上の速さがあったのにそれを最大限に活かすことができなかった。実はQ3で首を完全に痛めてしまったんだ。突然ひねってしまって、こらえられなかった。うまくドライビングすることができなかったけど、本当だったら5番手にはいけたんじゃないかと思っている。5番手からは0.5秒しか離れていないし、僕のQ3でのベストタイムはユーズドタイヤで出したものだったからね。しかも今言ったように完璧なラップではなかった。チームは5番手だったけど、僕は違ったってところかな。
■スクーデリア・アルファタウリ
ピエール・ガスリー 予選=9番手
今日もQ3に進出できて本当にうれしい。Q1でフロアにダメージを負ってしまったので、簡単ではなかった。セッション中にテープを貼って、なんとかトップ10まで残った。データを分析して、このことがパフォーマンスにどれだけ影響したかを調べる必要がある。
今日の予選は本当にタイトで、5番手から10番手までコンマ数秒の差しかなかったから、この位置には満足している。
明日は全力で戦うつもりだ。長いレースになるだろうし、プラクティスセッションで確認したタイヤのデグラデーションを考えると、明日はさまざまな戦略が見られそうだ。今夜検討して、僕たちにとってベストな戦略を選ぶ。
■アルファロメオ・F1チーム・オーレン
バルテリ・ボッタス 予選=8番手
Q3に進出できて満足だし、特に僕たちのパフォーマンスについてはそうだね。非常に安定していて、セッションごとに進歩することができ、レースに向けて素晴らしい位置を確保することができた。でも今日いちばん大事なのは、ミック(・シューマッハー)があの大クラッシュで無事だったことだ。彼ができる限り早くレースに戻ってくることを望んでいる。
レースウィークに入って以来このコースレイアウトが僕たちに合っているかわからなかったから、チームとしてしっかりとした予選ができたことはポジティブだ。もう少し上のポジションを望めたかもしれないが、みんながとても近い位置にいる。僕たちは自分たちのプランを遂行しようとした。それはQ3で1セットのタイヤだけを使うというものだったんだけど、結局何も残らなかった。それでも素晴らしいラップを残せたし、間違いなくトップの2チーム以外のところではいい戦いができていると思う。
明日は周りにいるドライバーみんなに挑むことができるだろうから、どんなおもしろいレースになるか楽しみだ。スタートを決める必要があるけど、それはここでずっと取り組んできたことで、いい感触も得ている。1周目ではポジションをキープし、その後はどんなチャンスも逃がさないことが必要だ。
■BWTアルピーヌF1チーム
フェルナンド・アロンソ 予選=7番手
バーレーンでQ3に進出できたこともよかったが、今日はまったく異なる性格のサーキットでの予選で2台そろってQ3に残れた。チームにとってはいいサインだと思う。週末を通して、マシンには間違いなく戦闘力があると感じている。
2022年型マシンになって、ガレージから出たあとはずっと学習し続けているけど、まだ進歩の余地はあると思う。明日はタイヤのデグラデーションがまだ少し未知数だけど、(昨年までのように)Q2で使ったタイヤを(スタート時に)履かなくていいから、より柔軟に作戦を考えることができる。レースで何ができるか見たいし、たくさんポイントを獲れることを期待している。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ジョージ・ラッセル 予選=6番手
僕たちはひとつのチームだ。僕たちにとって、いい一日ではなかった。今のところマシンをうまく扱えずにいる。一貫性がなく、とても小さなウインドウに入れるために格闘しているんだ。
僕の方は、そのウインドウになんとか入れることができた。どうしてできたのか、どのようにしたのか、分からないんだけどね。でもルイスの方は残念ながら、それができなかった。こういうぎりぎりで走るサーキットでそういう状態になると、限界までプッシュできるだけの自信を持てない。
僕たちチームは、5位や6位を争うためにここにいるのではない。もっと上で戦いたいんだ。でも今日、僕たちはチェコ(セルジオ・ペレス)の(ポールポジション)タイムより0.9秒も遅かった。僕たちにはやるべきことがたくさんある。
自分たちの問題は理解していて、全員がそれを解決するために昼夜を問わず努力している。ラップタイムを向上させる余地はたっぷりある。それを引き出せずにいるだけだ。いずれうまくやれると僕は信じている。
ただ、忍耐強く取り組んでいく必要がある。これほど深刻な問題を抱えながら、速さで3番手のチームだというのは、ポジティブな要素でもあるし、感謝すべきだという考え方もできる。たくさんの問題がありながら3番目のチームであるのなら、問題を解決したときには、かなりいい位置に行けるはずだよ。