レッドブルのモータースポーツコンサルタント、ヘルムート・マルコは、2022年F1開幕戦バーレーンGPでマックス・フェルスタッペンとセルジオ・ペレスがリタイアする原因となったトラブルについて、第2戦サウジアラビアGPでは解決しているはずであると述べた。
フェルスタッペンは2番手、ペレスは4番手を走行していたが、チェッカーまで4周というところでフェルスタッペンはパワーを失い、ピットに戻ってリタイア、ペレスは最終ラップでエンジンがとまり、コース上でストップした。
レース直後には、レッドブルが軽量化を図った結果、燃料不足に陥ったのではないかといううわさも持ち上がったが、チームは公式声明において、燃料ポンプに関する問題が発生した可能性があるとの見解を示した。
F1マシンの燃料ポンプには全チームが使用する標準パーツも使用されているが、レッドブルの今回のトラブルはこのコンポーネントとは無関係であると考えられている。
サウジアラビアGPを前に、マルコは『F1-Insider』に対し、「簡単に言うと、燃料供給システムの真空状態が原因で、エンジンに燃料切れが起きたのだ」と語っている。
「今週末のサウジアラビアに向けて、問題は解決されると思う」
「正確な数値は言えないが、2台ともタンクにはまだ十分な燃料があった」とマルコは付け加え、燃料切れにまつわる憶測を暗に否定した。
マルコは、サウジアラビアでは再び勝利を狙って戦うと誓った。
「基本的に、(バーレーンで)我々には十分な速さがあった。ただ、決定的な場面でポテンシャルを発揮することができなかった」
「サウジアラビアでは、再びフルスピードで走り、勝利を狙って戦う」