レッドブルF1首脳「アンダーカット失敗はチームの責任」フェルスタッペンがレース中に怒り

 レッドブルのモータースポーツコンサルタントを務めるヘルムート・マルコは、2022年F1開幕戦バーレーンGP決勝において、シャルル・ルクレール(フェラーリ)と首位を争っていたマックス・フェルスタッペンに対し、ピットストップ後のアウトラップを慎重に行くよう指示したのは、後になって考えれば誤りだったと語った。

 ルクレールはポールポジションからレースをリード、フェルスタッペンはそれを追う展開になったが、ルクレールに追いつき、オーバーテイクするだけの速さは見られなかった。フェルスタッペンは最初のピットストップを14周目に実施、ルクレールはそれをカバーするために翌周にピットに入った。

【SNS特集】F1バーレーンGP:フェラーリ復活!マグヌッセン、愛娘の笑顔に喜びもひとしお。感涙にむせぶ周冠宇

 ついに開幕した2022年シーズンは、フェラーリが3年ぶりの勝利を1-2フィニッシュで飾った。昨年、あれだけ激しいタイトル争いを繰り広げたレッドブルとメルセデスが苦戦するなか、つい数日前まではここにいるはずではなかったハースF1のケビン・マグヌッセンが大活躍。波乱含みの開幕戦バーレーンGPの模様をドライバー、チーム関係者のSNSで振り返る。

【F1インタビュー】元ホンダの山本雅史氏が開幕戦を訪問「レッドブルはプレッシャーから解放されていい雰囲気」

 2021年までホンダF1のマネージングディレクターを務めた山本雅史氏が、2022年F1第1戦バーレーンGPの現場を訪れた。現在は日本国内をベースに活動し、全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦するTEAM GOHの監督を務める山本氏に、現場を訪れた理由、チーム監督の仕事、そして現在のホンダとレッドブルの関係性などを訊いた。

2021年FIA授賞式を欠席したハミルトン、罰金の代わりに約660万円を寄付。不利な境遇にある学生の支援へ

 メルセデスのルイス・ハミルトンは、FIA国際自動車連盟が12月にパリで開催した2021年FIA授賞式を欠席したことで、高額の罰金を科せられる覚悟をしていたと語った。授賞式では、F1を含む各種の選手権に関して年末のトロフィー授与が行われた。

 F1の2021年シーズンを2位で終えたハミルトンは、受賞者のひとりだった。当日は賞を受け取るため式に参加しなければならなかったが、F1第22戦アブダビGPの終わり方が論議を呼ぶなかで、彼は出席しないという選択をした。

FIAがF1アブダビGPの調査報告書を発表。リスタート手順は不適切だと認めるも、チーム代表らの無線の影響も指摘

 FIAは2021年F1第22戦アブダビGP終盤に起きた出来事についての調査を終え、詳細な報告書を発表した。調査の結果は、土曜日に世界モータースポーツ評議会(WMSC)が承認しており、詳細な文書が一般に向け公開されている。

 FIAの調査結果における重要な点は、レースディレクターのマイケル・マシがセーフティカー終了後のレースのリスタート時に適切な手順をとらなかったことを認めているものの、彼が“誠実に”行動したと主張していることだ。

【訃報】元ロータスF1のドライバー、レイネ・ウィセルが亡くなる。享年80

 1970年代初期にF1でレースをしていたレイネ・ウィセルが、80歳で亡くなった。

 スウェーデン出身のウィセルは、同郷で人気のあったロニー・ピーターソンとともに下位カテゴリーから昇格を果たしていった。ウィセルはロータス創設者のコーリン・チャップマンから高く評価され、1970年にヨッヘン・リントがモンツァで悲劇的な死を遂げた後にチームに呼ばれた。

大喜びで期待したF1メカ開放の新たな試み『カー・ディスプレイ』に大きなツッコミ【津川哲夫のF1私的感想】

 2022年のF1が待望のシーズン開幕を迎えた。新しくなったのは新技術レギュレーション施行により誕生したF1マシンや、ドライバーラインアップばかりでない。FIA(国際自動車連盟)によるレース運営、さらにはファンへのサービスといったエンターテイメント性の充実という部分でも新たな取り組みが行われている。