ジェッダ市街地コース内の縁石は「絶対に改修するべき」とシューマッハー。新型F1マシンへの影響を指摘

 ハースF1チームのミック・シューマッハーは、ジェッダ・ストリート・サーキットで行われたF1第2戦サウジアラビアGPの予選中に起こったクラッシュの翌日、F1の新世代マシンをもっと安全に走らせるためにはコースの数カ所を改修することが「絶対に」必要だと語った。

 サウジアラビアGPの予選Q2を走行中、ターン10の出口でワイドになったシューマッハーは、縁石でトラクションを失って反対のイン側コンクリートウォールに激突した。このとき、チームのセンサーは33Gという非常に高い数値を記録していた。ハースの2022年型マシン『VF-22』は大破し、彼は日曜日の決勝レース欠場を余儀なくされた。

ハース、次戦オーストラリアでスペアパーツが不足する可能性を危惧してシューマッハーの欠場を決断/F1第2戦

 ハースF1チームのチーム代表であるギュンター・シュタイナーは、F1第2戦サウジアラビアGPのためにミック・シューマッハーのマシンを修理し、次戦オーストラリアGPで妥協するという危険を冒すことは「意味がなかった」と述べている。

 シューマッハーは、予選Q2で大クラッシュを喫し、マシンは大破した。彼自身はメディカルセンターでのチェックを経て、ジェッダの病院で念のため検査を受けたが大きな怪我などはなかった。

「左コーナーで腸の内側を刺されているような感触があった」レース終盤に激しい腹痛に見舞われたガスリー/F1第2戦

 アルファタウリのピエール・ガスリーは、F1第2戦サウジアラビアGP決勝の終盤でひどい腹痛に襲われ、苦しみのあまり“叫んでいた”と述べている。

 ガスリーはフィニッシュラインを8位で通過し、今シーズン初のポイントを獲得したが、彼にとってレースの終わりはなかなか近づいてこなかったようだ。

アルボン、ストロールとの接触により次戦オーストラリアGPでの3グリッド降格が決定/F1第2戦

 ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは、ジェッダで行われたF1第2戦サウジアラビアGPのレースで、アストンマーティンのランス・ストロールとの接触を引き起こしたとして、次戦オーストラリアGPで3グリッド降格ペナルティを受けることになる。また、ペナルティポイントも2ポイント追加されている。

 ふたりは残り3周の時点でトップ10近くのポジションを争っており、アルボンはターン1のイン側でストロールを追い抜こうと試みた。しかし接触してストロールはスピンを喫し、アルボンはその場でリタイアを余儀なくされた。

シューマッハー「どこも痛くないし僕は大丈夫。最新のF1マシンの安全性が証明された」:ハース F1第2戦決勝

 ハースのミック・シューマッハーは、2022年F1第2戦サウジアラビアGPの予選で大きなクラッシュを喫したため、決勝レースを欠場した。

 シューマッハーはクラッシュ後にメディカルセンターへ運び込まれ、その後予防的検査のためにジェッダのキング・ファハド軍用病院に搬送された。幸いにも大きな怪我などはなく、レース前のドライバーズパレードにも参加したが、次戦以降のレースを見据えてマシンのパーツを温存するために欠場となった。

ラティフィ「最終コーナーで突然リヤが流れた。ずっと同じラインで走っていたので予想外」:ウイリアムズ F1第2戦決勝

 2022年F1第2戦サウジアラビアGPの決勝レースが行われ、ウイリアムズのアレクサンダー・アルボンは14位、ニコラス・ラティフィはリタイアでレースを終えた。アルボンはターン1でのランス・ストロール(アストンマーティン)との接触の責任を問われ、第3戦オーストラリアGPで3グリッド降格ペナルティを受けることが決まった。