2022年F1サウジアラビアGP決勝で、スクーデリア・アルファタウリの角田裕毅は、トラブルのためスタートすることができなかった。
角田は、予選Q1でマシントラブルのためタイムを出すことができず、19番グリッドからスタートすることが決まっていた。しかし決勝前にグリッドに向かうラップで、「エンジンを失った」とチームに報告、ランオフエリアにマシンを止めた。チームからは「裕毅、おしまいだ。ありがとう、マシンから降りていい」との無線が入った。
レース後、テクニカルディレクターのジョディ・エギントンは、「裕毅は、ドライブラインの問題により、レースをスタートすることができなかった」と説明した。
「次のレースに向けてこの問題を理解するため、詳細な分析を行う必要がある」
チーム代表フランツ・トストは「裕毅のマシンには油圧の問題が発生し、マシンをとめなければならなかった。これからトラブルが起きた理由を調査しなければならない」と述べた。
■角田裕毅(スクーデリア・アルファタウリ)
決勝=出走せず
信頼性の問題に見舞われ、とても悔しい週末でした。まず予選、そして今日も走れませんでした。グリッドに向かう途中にドライブラインの問題が起きたようです。
バーレーンに比べて、このトラックは僕たちのマシンに合っていたと思います。ピエール(・ガスリー)のパフォーマンスから判断して、今日はとてもいいペースを発揮できたのではないかと思います。彼は予選でQ3に進み、決勝でも良いパフォーマンスを発揮しました。
本当に残念です。中団の戦いはかなり接戦になっていくと思うので、毎戦ポイントを獲得していくことが重要になってきます。でも僕たちは今日、ポイントを逃したのです。
とはいえ、こういうことは起こるものなので、オーストラリアでは強くなって戻ってきたいと思っています。
(SNSでコメントし)残念ながら予選に続きトラブルで終わってしまいました。チームと共に前向いて改善していきます!