2022年F1第2戦サウジアラビアGPの予選でハースのミック・シューマッハーが大クラッシュを喫した。幸いけがはなかったものの、決勝は欠場するとチームが発表した。
予選Q2でシューマッハーはターン12でウォールに激しくヒット。セッションは赤旗中断となった。マシンが大破していたため、シューマッハーの身体が心配されたが、後に、意識があること、身体に問題がないこと、母親と話をしていることが、チームにより明らかになった。シューマッハーはメディカルセンターに運ばれた後、予防的検査のためにヘリコプターで病院に搬送された。
FIAは、ミック・シューマッハーの状態に関して声明を発表、「メディカルセンターで検査をした結果、けがはなかった。予防的検査のため、ジェッダのキング・ファハド軍用病院に移送された」と述べている。
ハースは予選終了後、シューマッハーがサウジアラビアGP決勝に出場しないと発表した。予選でシューマッハーは14番手を獲得していた。決勝ではケビン・マグヌッセンの1台のみで戦う。
チーム代表ギュンター・シュタイナーは、公式リリースにおいて次のように説明した。
「波乱万丈な一日だったが、何より大事なのはミックにけががなかったと思われることだ。彼は今、病院にいて、医師団による検査を受けている。彼らに任せておけば安心だ」
「彼は病院で観察のために一晩入院することになるかもしれない。そういった事実と我々の状況から、明日、彼のマシンを出走させないことに決めた」
その後、チームはシューマッハーが病院からホテルに戻ったことを明らかにした。シューマッハーはSNSで元気な姿を公開、お見舞いのメッセージに対する感謝の言葉を述べている。