3月23日、全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2回公式合同テスト2日目の走行が富士スピードウェイで行われ、ドライコンディションとなった午前中のセッション3では関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)が首位に立ち、関口と同タイムを記録したルーキーの佐藤蓮(TEAM GOH)が2番手に続いている。
前日は降雪のため午後のセッション2が中止となったが、一夜明けた富士は一転、晴天に恵まれた。風も穏やかで、気温も前日より高く感じられる。
セッション3は9時50分からの2時間にわたって行われた。このセッションでは開始とともにほとんどの車両がコースイン、周回を重ねていく。
開始20分を過ぎると、坪井翔(P.MU/CERUMO・INGING)を皮切りに野尻智紀(TEAM MUGEN)、大津弘樹(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)らが次々と1分22秒台へと入れていく。
そんななか、セッション開始からしばらくピットで待機していた関口雄飛(carenex TEAM IMPUL)が、自身の7ラップ目に1分22秒261をマークしタイムシート最上段を奪う。
セッション後半に入り残り40分を切ると、各車がタイムを伸ばしてくる。まずは牧野任祐(DOCOMO TEAM DANDELION RACING)が1分22秒223と最速タイムを塗り替える。
さらに残り25分を前に平川亮(carenex TEAM IMPUL)が21秒884と21秒台へ入れトップを奪うと、笹原右京(TEAM MUGEN)、佐藤蓮(TEAM GOH)、サッシャ・フェネストラズ(KONDO RACING)らがタイムアップし、平川に肉薄していった。
残り10分を切り、各車はアタックモードに。まずは牧野が21秒台に入れて2番手へポジションアップ。そしてチェッカー直前、関口がチームメイトの平川のタイムを塗り替え、1分21秒815で首位に立った。
さらにチェッカーが振られるなか、最後のアタックを終えて2番手につけたのは佐藤だった。佐藤は関口と1000分の1秒まで同じ1分21秒815を記録。先にタイムを残した関口が首位となり、セッション3を終えている。3番手は平川、以下牧野、阪口晴南(P.MU/CERUMO・INGING)、フェネストラズというトップ6のオーダーとなり、1秒以内に18台がひしめく接戦模様となった。
午後はスーパーフォーミュラ・ライツの2時間のテスト走行を挟み、14時45分から2時間半の最終セッション4が行われる。