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 3月20日、2022年MotoGP第2戦インドネシアGP MotoGPクラスの決勝レースがプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は、19位に終わった。
 
 中上は、前日の予選で思うような走りができず24番手(マルク・マルケスの欠場で23番グリッドに昇格)と厳しいグリッドからの決勝となった。

 迎えた決勝では、オープニングラップで19番手へとポジションを上げるが、その後、ペースが上がらず23番手へとポジションをダウン。終盤になってマルコ・ベゼッチ(VR46レーシング・チーム)、レミー・ガードナー(テック3KTMファクトリー・レーシング)をかわしポジションを上げ、さらに2台がリタイアしたことで、最終的に19位でフィニッシュした。

 先に行われたMoto3とMoto2クラスはドライコンディションだったが、Moto2クラスのレース終了後に雷を伴う激しい雨となった。そのため、MotoGPクラスは、スタート進行を遅らせ、約1時間後の午後4時過ぎにスタートが切られた。

 しかしコース上の水量は多く、後方からスタートした選手は激しい水しぶきを浴びることになり、厳しい走りを強いられた。加えて、原因は不明だが、ヘルメットのバイザーに問題があり、視界不良となったことで、中上は本来の走りをすることができなかった。

 2021年に完成したプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットには、この日、6万人の大観衆が集まった。熱狂的なMotoGPファンの前でいい走りを見せたかっただけにフラストレーションのたまる戦いとなった。

 次戦は、コロナ禍の中で2年連続で大会が中止になったアルゼンチンGP。3年ぶりに開催される大会で、今回の悔しさをぶつけて欲しい。

■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(決勝:19位)

「スタート前に激しい雨が降ったため、レース進行が遅れました。路面コンディションはドライからウエットに変わり、とても厳しいレースになりました。グリップレベルはよかったのですが、ヘルメットのバイザーに問題があり、レース中は視界が悪く、とても難しい走りになりました。ラインを思うようにキープすることができず、ほとんど何もできませんでした」

「もちろん、このような結果は望んではいませんでした。とても残念なレースウイークになりましたが、アルゼンチンGPに向けて気持ちを切り替えたいです。アルゼンチンは好きなコースなので、良い結果を残したいです」

中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第2戦インドネシアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第2戦インドネシアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第2戦インドネシアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第2戦インドネシアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第2戦インドネシアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第2戦インドネシアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第2戦インドネシアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第2戦インドネシアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第2戦インドネシアGP
中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)/2022MotoGP第2戦インドネシアGP