2022年F1バーレーンGPの土曜予選で、フェラーリのシャルル・ルクレールは自身10回目のポールポジションを獲得。フェラーリにとっては、ルクレールによる2021年アゼルバイジャンGP以来のポールとなった。カルロス・サインツは、2番手マックス・フェルスタッペン(レッドブル)とわずか0.006秒差の3番手だった。
■シャルル・ルクレール(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 2番手(1分32秒640:ソフトタイヤ/16周)
予選 1番手(Q1=1番手1分31秒471:ソフトタイヤ/Q2=3番手1分30秒932:ソフトタイヤ/:Q3=1番手1分30秒558:ソフトタイヤ)
トップ争いに戻れるのは時間の問題だと分かっていた。僕たちのマシンを本来の位置に戻すためにハードワークを行ってきてくれたチームの全員に感謝したい。
今日の結果には皆満足しているが、ライバルたちは強力なので、気を抜くことなく、プッシュし続けなければならないことは分かっている。
今週末は、予選に備えてショートランに集中してきた。燃料をたっぷり積んだ状態でのロングランはテストの間にしっかりこなした。だからさまざまな状況でのマシンについて理解しているし、良い感触を持っている。
今日一番難しかったのは、タイヤを正しい状態に持っていくことだった。でも最終的にはうまくまとめることができた。またポールを獲ることができて最高の気分だ。
(予選後にパルクフェルメで語り)いい気分だ。この数年、僕たちチームにとって信じられないほど困難な状況が続いていた。でも今年はトップに返り咲くチャンスだと大きな期待を抱いていた。
予選でもレッドブルの方が少し速いものと思っていた。そうではなかったのはうれしい驚きだよ!
■カルロス・サインツ(スクーデリア・フェラーリ)
FP3 5番手(1分33秒053:ソフトタイヤ/20周)
予選 3番手(Q1=2番手1分31秒567:ソフトタイヤ/Q2=2番手1分30秒787:ソフトタイヤ/:Q3=3番手1分30秒687:ソフトタイヤ)
今週末、僕にとっては予選までは決して楽な状況ではなかった。でも今日の午後になって強力なパフォーマンスを発揮することができた。
最後のアタックまでポール争いができたことは、良いニュースだよ。セッションを通して、上位のタイム差はものすごく僅差だった。だから今年初の予選にあまりがっかりする必要はないと思う。
ポールを獲得したシャルル、そしてこれほど競争力が高いマシンを用意してくれたチーム全員に、おめでとうと言いたい。期待できるスタートを切ったね!
レースに関しては、プラクティスでのロングランを見た限りでは、まだ少しやるべきことが残っていると思うが、もちろん全力を尽くして戦う。明日のレースが待ち遠しいよ。
■マッティア・ビノット(スクーデリア・フェラーリ・チーム代表)
今日のパフォーマンスには非常に満足している。良い結果を出すポテンシャルは十分にあると確信していた。今日、ドライバーふたりともがポールポジション争いに加われたことは、マシン、ドライバー、サーキットの現場やマラネロで毎日全力を尽くしてくれているスタッフ全員、つまり我々のパッケージの強さを物語っているといえるだろう。
このポールポジションは、チーム全員のハードワークに対する報酬であり、2年前の状況を考えれば、より一層重要な意味を持つものだ。
強力なライバルに打ち勝つためには完璧な仕事をしなければならないと、我々は常々言っている。今日、我々チームは非常に良い仕事をした。我々のドライバーペアはベストであり、今日、それが証明されたと思う。