2022年F1第2戦サウジアラビアGPの決勝レースで6位~10位に入賞したドライバーたちが日曜日を振り返った。6位~10位のドライバーはエステバン・オコン(アルピーヌ)、ランド・ノリス(マクラーレン)、ピエール・ガスリー(アルファタウリ)、ケビン・マグヌッセン(ハース)、ルイス・ハミルトン(メルセデス)だ。
■メルセデス-AMG・ペトロナス・フォーミュラワン・チーム
ルイス・ハミルトン 決勝=10位
バランスの面ではマシンの感触は良かったけれど、スピードが足りなかった。最終結果は良いものではないが、レースは比較的うまくいったと思う。
序盤はタイヤの温度に苦しんだ。その後、ミディアムタイヤを履いた前のグループに追いついていき、とてもいいスティントになった。
ジョージについていって、使い古したハードタイヤの割にはまずまずのラップタイムを出していた。でも、終盤のVSCの展開が僕たちにとっては不運だった。それでも僕は、全力を尽くしたよ。
昨日の予選結果によって、週末がより厳しいものになってしまった。その責任は僕にある。本当にがっかりしている。でも戦い続けなければならない。僕たちにできることはそれしかないんだ。僕たちは素晴らしいチームだ。努力を続けていこう。
(『Sky Sports』にピットインについて語り)難しい状況だった。アロンソがスローダウンしているのを見た。ダブルイエローが出ていたから、僕は彼を抜くためにプッシュしようとはしなかった。さらにピットレーンにはダニエルが停まっていた。そこにマシンが停まっているのにピットに入っていいのかどうか、分からなかった。とにかくひどい状況だったよ。
■ハースF1チーム
ケビン・マグヌッセン 決勝=9位
僕にとって起こりうる最悪の事態が起きた。周囲とは逆の戦略を採り、ほとんどのドライバーがミディアムを選んだのに対してハードタイヤでスタートした。その場合、想定しうる最悪の出来事は16周目か17周目にセーフティカーが入ることで、16周目にまさにそれが起きてしまったんだ。
それでも2ポイントを獲れたのだから、まあ上出来と言うべきだろうね。クルマは今回も驚くほど良くて、ドライブするのが本当に楽しかった。終盤のVSCは大きな不運の後のちょっとした幸運だった。ただ、VSCではなくセーフティカーだったら、フィールドが密集することになって、フレッシュなタイヤを履いた僕は大きくポイントを稼げたはずだ。
チームは素晴らしい仕事をして、金曜の厳しい状況から挽回してくれた。それを考えれば満足だよ。
■スクーデリア・アルファタウリ
ピエール・ガスリー 決勝=8位
今日のレースには本当に満足している。ポイントを獲得できてうれしいよ。
セーフティカーのタイミングはものすごくついてなかった。その30秒ぐらい前にピットストップを済ませていたんだ。そのためにポジションを落とすことになり、理想的とはいえない展開だった。
それでも8位まで挽回することができたので、本当に良かったよ。
最後の15周は本当に辛かった。お腹が痛くて、レースをするのが大変だった。
でもマシンの感触は良かった。思いどおりにプッシュすることができた。でももう少しダウンフォースが必要だと思う。改善すべきエリアは分かっているので、あとは解決策を見つけるだけだ。
■マクラーレンF1チーム
ランド・ノリス 決勝=7位
7位という結果と、それ相当のポイントに満足していいと思う。実際、それが今日の目標だったからね。6位を獲れればもっと良かったには違いないし、それも可能だったかもしれないけど、僕としては7位で十分にハッピーだ。
ダニエル(・リカルド)のリタイアは残念だ。あれがなければ2台揃ってポイントを獲得できて、最高の一日になっていたはずだからね。ともあれ、前戦より少しはいいペースで走れて良かったよ。これから進歩していけるという実感がある。でも、まだ望んでいる位置にいるわけではないから、プッシュし続けないとね。
■BWTアルピーヌF1チーム
エステバン・オコン 決勝=6位
今回もそれ相当のポイントを記録できた。全体としては自分のレースに満足している。フェルナンド(・アロンソ)とのバトルは楽しかったよ。ハードでフェアなホイール・トゥ・ホイールのレースで、カート時代を思い起こさせるものだった。今年のクルマではそういう本当のレースができるし、相手のすぐ後ろについて走ることができる。それはこのスポーツにとって良いことだ。
2台が揃ってポイント圏内でフィニッシュできなかったのは残念だ。でも、チームとして競争力があることを証明しつつあるから、これを続けていかないとね。レースの最後もエキサイティングだった。フィニッシュラインの直前でランド(・ノリス)に競り勝ったんだ。去年の借りを返せたような気がしたよ!