3月19日、2022年MotoGP第2戦インドネシアGP MotoGPクラスのフリー走行と予選がプルタミナ・マンダリカ・インターナショナル・ストリート・サーキットで行われ、中上貴晶(LCRホンダ・イデミツ)は24番手に終わった。
初日のフリー走行に続き、2日目も午前中は朝方に降った激しい雨の影響でウエットからドライへ変化する難しい路面となった。午後に行われたFP4と予選(Q1、Q2)は、ドライコンディションとなったが路面は滑りやすく、多くの選手たちが苦戦を強いられた。
初日12番手につけた中上は、2日目のFP3でダイレクトでのQ2進出を目指す予定だった。しかし、ウエットからライン上が乾いていくという微妙な路面コンディションだったため、誰ひとり、タイムを更新できなかった。中上はタイヤテストに集中した結果、1分34秒947で12番手と前日のポジションをキープした。
ところが中上は予選Q1でまったく自分の走りができず、1分32秒330で14台中14番手に終わった。これにより決勝は、24番手グリッドからスタートする。
今大会は路面コンディションが難しく、ホンダ勢全体が苦戦している。中上は決勝前のウォームアップでの最後の調整を行い、追い上げのレースに挑むこととなる。
■LCRホンダ・イデミツ
中上貴晶(予選:24番手)
「午後のFP4とQ1は正直、厳しい走りとなりました。今週末初めてハードフロントタイヤを使ってみたのですが、ハードフロントタイヤを使ったことで自信をなくしました。そのため元に戻してQ1に挑みましたが、FP2のような走りはできませんでした」
「セッション中にはイエローフラッグが出たりと、運がなかったことも影響しました。後方グリッドからのレースは難しいと思いますが、ベストを尽くします。27周はタイヤライフを考えるとともに長いですが、どのようなポジションになるか様子を見ながらプッシュします」