アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・サーキットを舞台に、3月16日から18日にかけて開催されたWEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレース。2022年シーズンのオープニングイベントとして行われ、アルピーヌ・エルフ・チームがポール・トゥ・ウインを飾った同ラウンドの予選、および決勝ハイライトがFIA WECの公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/FIAWEC)で公開されている。
驚きのダブルスティント敢行も、赤旗で水の泡となったコルベットC8.R/WEC第1戦
コルベット・レーシングの64号車シボレー・コルベットC8.RでWEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレースに挑んだニック・タンディは、レース折り返しを前にした赤旗中断により、LMGTEプロクラスの優勝を失った可能性が高い、と述べている。
タンディとトミー・ミルナーはレースをクラス2位で終え、ポルシェGTチーム92号車ポルシェ911 RSR-19のケビン・エストーレ/ミカエル・クリステンセンが開幕戦の勝利を奪う結果となっていた。
大クラッシュのトヨタ7号車「モノコックは変形しすぎていて使えない」と技術首脳/WEC
トヨタGAZOO Racingのテクニカル・ディレクター、パスカル・バセロンによると、WEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレースでクラッシュを喫した7号車GR010ハイブリッドは、第2戦スパ・フランコルシャン戦に向け「おそらく」モノコック交換をすることになるという。
ホセ・マリア・ロペスがターン14のタイヤバリアに高速でクラッシュしたことにより、7号車のモノコックは「変形しすぎていて、再び使うことができない」とバセロンはSportscar365に対し語っている。
「クラッシュは誰のせいでもありません」豊田章男オーナーが“試練の船出”WEC開幕戦にコメント
3月18日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで2022年WEC世界耐久選手権第1戦『ゼブリング1000マイルレース』の決勝が行われた。最高峰ハイパーカークラスに参戦するトヨタGAZOO Racingは、8号車がアルピーヌ・エルフ・チームに敗れ総合2位、7号車がクラッシュによるリタイアで、開幕戦を終えた。
レース後にトヨタ自動車より発表された、豊田章男TOYOTA GAZOO Racing チームオーナーのコメント全文は、以下のとおり。
トヨタに勝つため必要だった“60秒のマージン”。アルピーヌ、燃料は節約せず/WEC第1戦
WEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレースを制したアルピーヌ・エルフ・チームのニコラ・ラピエールは、ハイパーカークラスのライバルであるトヨタGR010ハイブリッドに対して1回多くなる追加ピットストップのマージンを作り出すため、「レース全体にわたってプッシュしていた」と語った。
トヨタ小林可夢偉の“チーム代表初陣”は2位&リタイア「いま持っている力は出し切れた」/WEC
3月18日(金)、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで2022年WEC世界耐久選手権第1戦『ゼブリング1000マイルレース』の決勝が行われた。今季もハイパーカークラスに2台のル・マン・ハイパーカー『GR010ハイブリッド』を投入するトヨタGAZOO Racing(TGR)は、8号車が総合2位、7号車がリタイアという結果で開幕戦を終えた。
弱冠16歳のWEC史上最年少クラスウイナー誕生。デビュー戦でトリプルスティントの大活躍
WEC世界耐久選手権の2022年第1戦セブリング1000マイルレースでは、新たな記録が誕生した。わずか16歳1カ月と4日でLMP2クラスを制したアメリカ人のジョシュ・ピアソンは、WECの最年少優勝者となった。
アルピーヌが開幕戦を制す。平川亮のトヨタ8号車2位、7号車は大破/WEC第1戦決勝レポート
WEC世界耐久選手権の2022年第1戦セブリング1000マイルレースは3月18日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで決勝レースが行われ、アルピーヌ・エルフ・チームの36号車アルピーヌA480・ギブソン(アンドレ・ネグラオ/ニコラ・ラピエール/マシュー・バキシビエール)が優勝を飾った。
【順位結果】2022年WEC第1戦セブリング 決勝
3月18日、WEC世界耐久選手権第1戦『セブリング1000マイル』の決勝がアメリカ、フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで行われ、予選1番手からレースを開始したアルピーヌ・エルフ・チームの36号車アルピーヌA480・ギブソン(アンドレ・ネグラオ/ニコラ・ラピエール/マシュー・バキシビエール組)がポール・トゥ・ウインで2022シーズン開幕戦を制した。レースは終盤にサンダーストームの接近によって繰り返しレッドフラッグが出され、最終的に3度目の赤旗中断中、レース最大時間の8時間が近づくなか、トップ車両が196周を周回した段階で終了となっている。
■2022年WEC開幕戦セブリング1000マイル 決勝暫定結果
マシン横転の大クラッシュ喫したロペス、車両のダメージを「見誤った」/WECセブリング
TOYOTA GAZOO Racingのホセ-マリア・ロペスは、WEC世界耐久選手権の今季開幕戦セブリング1000マイルで、7号車トヨタGR010ハイブリッドが横転してリタイアに追い込まれた大クラッシュの過失を認めた。
ハイパーカークラスを戦うトヨタチームの中でマイク・コンウェイ、小林可夢偉とチームを組むアルゼンチンドライバーは、開幕戦のスタートから約3時間半後にジュリアン・アンドラウアーがドライブする88号車ポルシェ911 RSR-19(デンプシー・プロトン・レーシング)と接触し、7号車トヨタGR010ハイブリッドをターン9のバリアにヒットさせてしまう。