【動画】トヨタ、GRヤリスで今年初のグラベルテストを実施。ドライバー目線の迫力映像も公開/WRC

 WRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRTは3月21日、チームの公式Twitter(@TGR_WRC)を更新し、トヨタGRヤリス・ラリー1で2022年最初のグラベルテストを実施したことを明らかにした。

 単一仕様のプラグイン・ハイブリッドシステムの搭載が義務付けられた“新時代のWRC”において、トヨタはラリー1規定での初陣こそ落としたものの、第2戦スウェーデンでは21歳のカッレ・ロバンペラが優勝しランキングリーダー浮上した。また、チームとしても同ラウンド記録したロバンペラとエサペッカ・ラッピによるワン・スリー・フィニッシュによって、第2戦終了時点でマニュファクチャラー選手権首位に立っている。

WRC、ハイブリッドが原因のリタイアに対するペナルティを大幅短縮。次戦クロアチアから適用へ

 FIA世界モータースポーツ評議会は、バーレーンで開催された最近の会合において、モンテカルロとスウェーデンで行われたWRC世界ラリー選手権開幕2ラウンドの結果と評価に基づく、一連のスポーティングレギュレーションの調整を承認した。

 この中のひとつに、今季から導入されているラリー1カーに搭載されるプラグイン・ハイブリッドユニットが異常をきたし、クルーがデイリタイアを余儀なくされた後に受けるペナルティの軽減が盛り込まれている。

日本にも根付き始めたラリー文化。勝田貴元が描いたブラックマークが新名所に【WRC Topic】

 ヨーロッパや南米でのラリーの人気は非常に高く、WRC世界ラリー選手権や各国のローカルラリー選手権はスポーツイベントとして一般社会に受け入れられている。

 しかし、日本では一般道を全開で走るという競技スタイルがななかな理解されず、危険行為であると色眼鏡で見られるようなことも過去にはあった。実際には完全にクローズされた道で安全を最優先して開催されているので、そのようなことはないのだが、なかなかそれが理解されなかったのだ。