ポルシェのモータースポーツ責任者であるトーマス・ローデンバッハは、2022年のWEC世界耐久選手権においてLMDh車両の参戦が承認されたことについて、ポルシェにとって「興味深い選択肢」であると説明している。
ネーデルランドとハイクラス、ル・マン24時間のリザーブエントリー取り下げを検討/WEC
レーシングチーム・ネーデルランドとハイクラス・レーシングは、2021年のレースに出場した後、今季のル・マン24時間レースのリザーブリストに登録されたことに反応し、両チームともエントリーの取り下げを検討していると述べている。
このふたつのチームは、WEC世界耐久選手権やELMSヨーロッパ・ル・マン・シリーズを通じて、近年のル・マンにおけるLMP2クラスで着実に存在感を示してきた。
新LMP2規則導入が1年延期に。コスト管理と安定移行に重点を起き2025年のデビュー目指す
新しいLMP2レギュレーションの導入が当初予定されていた2024年から1年延期され2025年に改められることが、バーレーンで開催されたFIA世界モータースポーツ評議会の会合で確認された。
新規定導入の遅延は、業界内では広く推測されていたもの。FIA国際自動車連盟の発表によれば、導入の延期は「技術的条件の徹底的な見直しと、コスト管理目標を確実に達成するための充分な時間」と「現世代のLMP2マシンから安定した移行を可能にする」ために行われるという。
驚きのダブルスティント敢行も、赤旗で水の泡となったコルベットC8.R/WEC第1戦
コルベット・レーシングの64号車シボレー・コルベットC8.RでWEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレースに挑んだニック・タンディは、レース折り返しを前にした赤旗中断により、LMGTEプロクラスの優勝を失った可能性が高い、と述べている。
タンディとトミー・ミルナーはレースをクラス2位で終え、ポルシェGTチーム92号車ポルシェ911 RSR-19のケビン・エストーレ/ミカエル・クリステンセンが開幕戦の勝利を奪う結果となっていた。
大クラッシュのトヨタ7号車「モノコックは変形しすぎていて使えない」と技術首脳/WEC
トヨタGAZOO Racingのテクニカル・ディレクター、パスカル・バセロンによると、WEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレースでクラッシュを喫した7号車GR010ハイブリッドは、第2戦スパ・フランコルシャン戦に向け「おそらく」モノコック交換をすることになるという。
ホセ・マリア・ロペスがターン14のタイヤバリアに高速でクラッシュしたことにより、7号車のモノコックは「変形しすぎていて、再び使うことができない」とバセロンはSportscar365に対し語っている。
LMDh車両の2022年WECハイパーカークラス参戦をFIAが承認。正式導入を「シームレスに」
WEC世界耐久選手権、およびIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権で2023年から採用される新規定『LMDh』に準拠する車両が、そのホモロゲーションに先立って、2022年のWECにスポット参戦することが可能になった。3月19日のFIA世界モータースポーツ評議会における承認事項として発表された。
「クラッシュは誰のせいでもありません」豊田章男オーナーが“試練の船出”WEC開幕戦にコメント
3月18日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで2022年WEC世界耐久選手権第1戦『ゼブリング1000マイルレース』の決勝が行われた。最高峰ハイパーカークラスに参戦するトヨタGAZOO Racingは、8号車がアルピーヌ・エルフ・チームに敗れ総合2位、7号車がクラッシュによるリタイアで、開幕戦を終えた。
レース後にトヨタ自動車より発表された、豊田章男TOYOTA GAZOO Racing チームオーナーのコメント全文は、以下のとおり。
トヨタに勝つため必要だった“60秒のマージン”。アルピーヌ、燃料は節約せず/WEC第1戦
WEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレースを制したアルピーヌ・エルフ・チームのニコラ・ラピエールは、ハイパーカークラスのライバルであるトヨタGR010ハイブリッドに対して1回多くなる追加ピットストップのマージンを作り出すため、「レース全体にわたってプッシュしていた」と語った。
トヨタ小林可夢偉の“チーム代表初陣”は2位&リタイア「いま持っている力は出し切れた」/WEC
3月18日(金)、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで2022年WEC世界耐久選手権第1戦『ゼブリング1000マイルレース』の決勝が行われた。今季もハイパーカークラスに2台のル・マン・ハイパーカー『GR010ハイブリッド』を投入するトヨタGAZOO Racing(TGR)は、8号車が総合2位、7号車がリタイアという結果で開幕戦を終えた。
弱冠16歳のWEC史上最年少クラスウイナー誕生。デビュー戦でトリプルスティントの大活躍
WEC世界耐久選手権の2022年第1戦セブリング1000マイルレースでは、新たな記録が誕生した。わずか16歳1カ月と4日でLMP2クラスを制したアメリカ人のジョシュ・ピアソンは、WECの最年少優勝者となった。