富士スピードウェイで行われた2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2戦決勝。3番グリッドからスタートした笹原右京(TEAM MUGEN)は、スタート時のエンジンストールで一時最後尾まで後退も、そこから怒涛の追い上げをみせて10位入賞。終盤には小林可夢偉(KCMG)と白熱した接近戦を繰り広げるなど、見せ場を作った。
小林可夢偉が「イラっと」しながら死守した2ポイント。“一夜でコンマ9秒アップ”から得た手応え【第2戦あと読み】
豊田章男社長から、WECのチーム代表就任を打診されるほど、小林可夢偉のチーム・ビルディングには定評がある。マシンのセットアップを主導するだけでなく、ドライバーやスタッフを含め、組織をまとめ上げられるのが可夢偉の魅力であり、戦い方だ。
そんな可夢偉にとって、コロナ禍でのWECとスーパーフォーミュラの同時参戦は、もどかしいものだったことだろう。2021年のスーパーフォーミュラ出場は1戦のみ。KCMGでの可夢偉のチーム・ビルディングは、昨年はほぼ停滞していたと言える。
野尻智紀「2台体制のメリットが活きた」。平川亮「ベストは尽くしたが、課題は残る」【SF第2戦富士決勝トップ3会見】
4月10日に富士スピードウェイで開催された2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦富士。決勝後の会見で優勝を飾った野尻智紀(TEAM MUGEN)、2位の平川亮(carenex TEAM IMPUL)、3位の宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)、そしてTEAM MUGENの田中洋克監督がレースを振り返った。
野尻智紀が王者の貫禄見せつける。平川亮との直接対決をポール・トゥ・ウィンで制す【SF第2戦富士決勝】
2022年の全日本スーパーフォーミュラ選手権の第2戦決勝が富士スピードウェイ行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN)がポール・トゥ・ウィンを飾った。2位に入ったのは第1戦覇者の平川亮(carenex TEAM IMPUL)。前日とは野尻と立場を入れ替えての直接対決となったが、第2戦は野尻に軍配が上がり、2位に続いた。3位には宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)が入り、スーパーフォーミュラで自身初となる表彰台を獲得している。
野尻智紀「ポールポジションとはいえ、Q2のミスは反省すべき点」【SF第2戦富士予選後会見】
2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦富士の公式予選が終了し、ポールポジションを獲得した野尻智紀(TEAM MUGEN)、2番グリッドを獲得した宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)、そして3番グリッドを獲得した笹原右京(TEAM MUGEN)が会見に出席し、予選を振り返った。
野尻智紀が王者の実力発揮。自らのミスを冷静にリカバリーしポール獲得【SF第2戦予選】
4月10日、2022年の全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦の公式予選が富士スピードウェイで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN)がポールポジションを獲得。トラックリミット違反の恐れがあったアタックを冷静にリカバリーする2周連続アタックで、2位以下を約0.2秒突き放す異次元の走りを披露し、2021年王者の貫禄を見せつけた。2番手には宮田莉朋(Kuo VANTELIN TEAM TOM’S)、3番手には前日の第1戦でポールポジションを獲得した笹原右京(TEAM MUGEN)がつけた。
【順位結果】2022スーパーフォーミュラ第2戦富士 公式予選
4月10日、2022年全日本スーパーフォーミュラ選手権第2戦の公式予選が静岡県の富士スピードウェイで行われ、野尻智紀(TEAM MUGEN)がポールポジションを獲得した。
“デグが大きい”新タイヤを読み切ったインパル。平川が抱えていた不安要素と、野尻の描くシナリオ【第1戦決勝あと読み】
4月9日(土)、富士スピードウェイを舞台に行われた全日本スーパーフォーミュラ選手権の2022年第1戦。決勝では異なるピット戦略の平川亮(carenex TEAM IMPUL)と野尻智紀(TEAM MUGEN)がレース後半に直接対決を演じ、平川が見事に2022年最初のウイナーとなった。
平川は開幕を迎えるまでのこのオフシーズンを、「ハマりかけていた」と振り返る。きっかけは、ヨコハマのリヤタイヤが新しくなったこと。この仕様変更は耐久性の向上を目的としたものだが、ここまでのテストでも、その“副作用”の大きさを口にする陣営は多かった。
近藤真彦監督も悲喜交々。「プッシュしすぎた」フェネストラズが逃した勝利と、悩める山下/第1戦決勝
富士スピードウェイで開幕した2022年シーズンの全日本スーパーフォーミュラ選手権。4月9日に行われた第1戦決勝は平川亮(carenex TEAM IMPUL)が優勝し、ディフェンディングチャンピオンの野尻智紀(TEAM MUGEN)が2位で続くなど、2021年に強さをみせたふたりによる優勝争いが繰り広げられた。
一方、2021年に苦戦を強いられたKONDO RACINGも速さをみせ、サッシャ・フェネストラズが3位に入り、チームとしては2020年の第1戦もてぎ以来、2年ぶりの表彰台獲得となった。
スタート直後からの波乱とアクシデント。ドライバーが振り返るトラブル一覧【第1戦富士決勝】
2022年のスーパーフォーミュラ開幕戦、第1戦富士は優勝を争う緊迫したトップバトルが象徴的だった一方、スタート直後からアクシデント、トラブル、そして接触によるペナルティが絶えない、荒れた展開ともなった。中継モニターでは映らなかったアクシデントや接触を含め、レース直後のドライバーたちに聞いた。