2022年F1オーストラリアGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはシャルル・ルクレール(フェラーリ)に続く2番手を獲得した。
フェルスタッペンはQ3最初のアタックラップでロックアップし、中盤の赤旗の段階で3番手。最後のアタックで暫定トップに立ったが、ルクレールがタイムを更新しポールポジションをつかんだ。
2022年F1オーストラリアGPの土曜予選で、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはシャルル・ルクレール(フェラーリ)に続く2番手を獲得した。
フェルスタッペンはQ3最初のアタックラップでロックアップし、中盤の赤旗の段階で3番手。最後のアタックで暫定トップに立ったが、ルクレールがタイムを更新しポールポジションをつかんだ。
第3戦オーストラリアGPフリー走行1回目が終了して1時間が経過した午後2時すぎにピットレーンへ行くと、レッドブルのガレージでメカニックたちが慌ただしく作業していた。
この日、マックス・フェルスタッペンはマシンバランスに苦しんでいた。フリー走行1回目は1分20秒626で4番手。1-2体制で発進したフェラーリからはコンマ3秒からコンマ8秒遅れのスタートとなった。
2022年F1オーストラリアGPの金曜、レッドブルのセルジオ・ペレスはフリー走行1=3番手/2=5番手だった。
■セルジオ・ペレス(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=3番手(1分20秒399:ソフトタイヤ/20周)/2=5番手(1分19秒658:ソフトタイヤ/20周)
2022年F1オーストラリアGPの金曜、レッドブルのマックス・フェルスタッペンはフリー走行1=4番手/2=2番手だった。FP2でトップのシャルル・ルクレール(フェラーリ)とのタイム差は0.245秒だった。
■マックス・フェルスタッペン(オラクル・レッドブル・レーシング)
フリー走行1=4番手(1分20秒626:ソフトタイヤ/22周)/2=2番手(1分19秒223:ソフトタイヤ/22周)
今週末、2019年以来のF1オーストラリアGPが開催される。新型コロナウイルス感染症のパンデミックの影響で中止が続いてきたオーストラリアGPが2022年にはようやく開催可能となり、コース変更が行われたアルバートパーク・サーキットをドライバーたちは初めて体験することになる。
2019年の開催の後、路面は完全に再舗装され、ターン1、6、最後のひとつ前のコーナー、ターン15など、いくつかのコーナーの幅が広げられ、ターン9とターン10だったシケインが取り除かれた。これによりオーバーテイクのチャンスが拡大するものと期待されている。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、フェラーリのカルロス・サインツの現在のパフォーマンスがチームメイトのシャルル・ルクレールに及んでいないことは、レッドブルにとっていいニュースではないと認めている。
ルクレールは、開幕戦バーレーンGPでの優勝と、第2戦サウジアラビアGPで2位に入賞したことにより、ドライバーズ選手権でサインツに12ポイント差をつけて今週末の第3戦オーストラリアGPに臨む。これまでのところサインツはチームメイトよりもパフォーマンスが低く、フェラーリのF1-75のフィーリングをつかむのに苦戦しており、マシンの理解をより深める必要があることを認めている。
フォルクスワーゲングループは今週、モータースポーツの将来について重要な決定を下す予定であるとみられている。以前から報道されているように、彼らは、新しいエンジンレギュレーションが導入される2026年にF1に参入することを検討している。最も可能性が高いシナリオは、アウディがマクラーレンと何らかの形での提携を結び、ポルシェがレッドブルのエンジンパートナーになることだ。
マクラーレン・レーシングのチーフエグゼクティブ、ザク・ブラウンは、アウディとの交渉について、「会話をしている」と最近認めた。マクラーレンの取締役会を見ても、アウディとの将来の提携を示す兆候がある。2カ月前にマクラーレンは、ミハエル・マッハとシュテファン・ヤコビーを新たに役員として任命した。
レッドブルのモータースポーツアドバイザーを務めるヘルムート・マルコは、メルセデスが2022年型マシンに影響を与えている問題を解決したら、F1のトップグループでの戦いに加わるようになると確信している。
メルセデスは、W13のパフォーマンスを損なっているポーパシングの解決に苦慮している。バーレーンでの開幕戦では、ルイス・ハミルトンが表彰台フィニッシュを獲得したものの、メルセデスのペースはレース序盤を制したレッドブルとフェラーリに大きく離されていた。
レッドブルのチーム代表を務めるクリスチャン・ホーナーは、2018年末にチーム離脱を決めたダニエル・リカルド(現マクラーレン)について、当時彼を取り巻いていた状況を語った。
リカルドは、レッドブルの育成プログラムを自力で駆け上がってきた。2011年に、短命に終わったHRTチームからイギリスGPに参戦してF1デビューを果たした後、2012年にトロロッソのシートを獲得した。
新規定元年でマシンの見た目が大きく変わった2022年シーズンのF1がついに始まり、昨年までとは勢力図もレース展開も大きく変更。日本期待の角田裕毅(アルファタウリ)の2年目の活躍とともに、元F1ドライバーでホンダの若手育成を担当する中野信治氏が独自の視点でレースを振り返ります。今回は第2戦サウジアラビアGP。予選の大クラッシュ、そして決勝終盤の優勝争いが大きなトピックになりました。