LMP2参入のプレマ、若手ドライバーに「F1以外の選択肢を」。将来はハイパーカー進出も視野

 WEC世界耐久選手権のLMP2クラスに2022年から参戦を開始したプレマのチーム代表、レネ・ロジンによれば、スポーツカーレースのへの挑戦が、プレマがこれまで確立してきたシングルシーターの活動に対し、さらなる「チャンス」を生み出すという。

“シングルシーターの雄”とも言うべきイタリアのプレマは、F2、F3、F4など、さまざまなジュニア・オープンホイールへの取り組みと同時に、今季はLMP2プログラムを開始した。

2022年最初のスプリントレース、IMSA第3戦ロングビーチは3クラス計27台がエントリー

 4月8~9日にアメリカ、カリフォルニア州のロングビーチで開催される『アキュラ・グランプリ・オブ・ロングビーチ』は、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の2022年シーズン最初のスプリントレースだ。NTTインディカー・シリーズとの併催レースとなる同イベントのエントリーリストが3月30日に発表され、計3クラスから都合27台が出走することが分かった。

 水曜日に公開されたエントリーリストでは、最高峰カテゴリーであるDPiクラスから6台、今季GTLMに替わって新設されたGTDプロクラスも同じく6台、GTDクラスからは最多14台が出場することが確認できる。

アキュラのアニメ作品『チアキのジャーニー』カラーのNSX GT3がIMSAロングビーチ戦に登場へ

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の第3戦『アキュラ・グランブリ・オブ・ロングビーチ』に、ホンダの北米における高級車ブランド、アキュラのアニメシリーズである『チアキのジャーニー』カラーをまとったNSX GT3が登場する。この車両を走らせるグラディエント・レーシングが、3月30日に発表した。

BMW M LMDhの開発に「遅れなし」今夏のロールアウトに向け、予定どおり進行中/IMSA

 BMW Mモータースポーツのボスであるアンドレアス・ルースは、2023年のIMSA GTPクラスに登場するBMW M LMDhの開発状況について、「非常に厳しい」スケジュールであることと認めつつも開発に遅れはないとし、今夏には最初のロールアウトにこぎつける予定だという。

 ドイツのメーカーが2024年のプログラム拡張も検討しているLMDhの計画はまず、ヨーロッパで大規模なテストプログラムを実施した後、来年の“ロレックス24”ことIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間レースでのデビューに向け、アメリカに焦点が移される予定だ。

ネーデルランド、ル・マン24時間のエントリーを取り下げる。IMSAエンデュランスカップに集中へ

 レーシングチーム・ネーデルランドは北米のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の活動に「完全に焦点を合わせる」ため、ル・マン24時間レースのリザーブエントリーを取り下げる決定を下した。

 Sportscar365によって明らかにされていたように、このレースのためのリザーブリストの3番目にその名が明記されていたオランダチームは、リストに残るか、完全に撤退するかを決定するためのタイムリミットを先週金曜日(3月25日)とする最後通告を出していた。

【動画】WEC開幕戦セブリング1000マイル 予選/決勝ハイライト

 アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・サーキットを舞台に、3月16日から18日にかけて開催されたWEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレース。2022年シーズンのオープニングイベントとして行われ、アルピーヌ・エルフ・チームがポール・トゥ・ウインを飾った同ラウンドの予選、および決勝ハイライトがFIA WECの公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/FIAWEC)で公開されている。

■1000 Miles of Sebring: Qualifying highlights

バイコレス、ヴァンウォールLMHを初公開。今春以降に初のトラックテストを予定/WEC

 自前のLMHル・マン・ハイパーカーを用い、2022年にWEC世界耐久選手権へ復帰することを目指していたバイコレス・レーシングは3月25日、『ヴァンウォール・バンダーベルLMH』と名付けられた新型ハイパーカーを初公開した。

 かつてのF1コンストラクターである“ヴァンウォール”の名を掲げるオーストリアのチームは、完成した車両で今春にもオントラックテストを開始する予定だ。

ガレージ56枠から2023年ル・マン参戦のNASCAR車両は「ハイブリッドが前提条件」とACO会長

 2023年のル・マン24時間レースに出場を目指すNASCARの“Next-Gen”車両であるシボレー・カマロZL1は、ハイブリッド・パワートレーンを搭載する可能性が高い。ACOフランス西部自動車クラブのピエール・フィヨン会長は、ハイブリッド搭載が特別枠“ガレージ56”でのエントリーの前提条件であることを認めている。