DTM、公式テストに先立ち2022年暫定エントリーリストを発表。6メーカー計29台が参戦へ

 4月4日、DTMドイツ・ツーリンカー選手権を運営するITR GmbHは、4月5~6日にドイツ、ホッケンハイムでオフィシャルテストが行われるのに先立ち、29台のGT3カーが参戦する2022年シーズンの暫定エントリーリストを発表した。

 WRC世界ラリー選手権で9連覇を果たしたレジェンド、セバスチャン・ローブの開幕戦参戦が決まったことによって完成した今季の暫定エントリーリストには、メルセデスAMG、アウディ、BMWのドイツ車メーカーとランボルギーニ、フェラーリ、そしてDTM初参戦となるポルシェを加えた計6つのブランドを確認することができる。

WRC王者ローブ、DTMデビュー決定。レッドブル・アルファタウリAFコルセのフェラーリで代役参戦へ

 WRC世界ラリー選手権の9連覇王者であるセバスチャン・ローブが、フェラーリ488 GT3 Evoを走らせるレッドブル・アルファタウリ・AFコルセのドライバーとしてDTMドイツ・ツーリンカー選手権にデビューすることが正式発表された。

 今季のWRC開幕戦モンテカルロで優勝したラリー界のスターは、4月29日から5月1日にかけてポルトガルで行われる2022年シーズン開幕戦ポルティマオにおいて、ニック・キャシディの代役を務める。

セバスチャン・ローブにDTM参戦の可能性。レッドブル・アルファタウリのフェラーリをテストか

 9度の世界ラリー王者であるセバスチャン・ローブが、DTMドイツツーリングカー選手権に参戦するレッドブル・アルファタウリAFコルセのフェラーリ488 GT3 Evoをテストしたと、フランスのスポーツカーレース情報サイト“Endurance-info”が報じている。

レッドブルAFコルセ、キャシディとフラガの起用を発表。ティームは親子2代でのDTM参戦を実現へ

 2021年シーズンに続き、今季もDTMドイツ・ツーリングカー選手権に参戦するAFコルセは、レッドブルとの共同プログラムに参加する新しいドライバーラインアップを発表。ニック・キャシディとフェリペ・フラガを2022年シーズンのドライバーペアに指名した。

 フラガは今季、レッドブルカラーの74号車フェラーリ488 GT3 Evoをドライブし、シリーズデビューを果たす。一方のキャシディは昨年同チームのリザーブドライバーを務め、1ラウンドに出場。2022年はレギュラードライバーとしてアルファタウリ・リバリーの37号車フェラーリ488 GT3 Evoのステアリングを握ることになった。

女性ドライバー3名で3シリーズ計17戦を戦うアイアン・デイムス。重要なのは“結束力”

 ラヘル・フレイ、ミシェル・ガッティン、サラ・ボビー、今年3つのシリーズで都合17のレースに出場する彼女たちは、この挑戦に向けてアイアン・デイムズのドライバーラインナップの“結束”を維持することが重要だと考えている。

 モータースポーツの世界で女性の活躍を促進するためにアイアン・リンクスがイニシアチブをとるアイアン・デイムスは、2022年にWEC世界耐久選手権をはじめ、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・エンデュランスカップに同じクルーを擁して参戦する。

フェラーリ、次世代GT3マシン『296 GT3』を初公開。2023年デビューに向け開発中

 フェラーリは3月16日、2023年にレースデビューを控える次世代GT3車両、『296 GT3』のイメージ画像を初めて公開した。現在、世界中のGTレースで投入されている488 GT3は、この296 GT3へと置き換えられることになる。