【SNSまとめ】WRC今季初の純ターマック戦『クロアチア・ラリー』に向け、各陣営がテストを実施

 WRC世界ラリー選手権の今季第3戦『クロアチア・ラリー』が4月21~24日に開催されるのを前に、最高峰カテゴリーで覇を競い合うトヨタ、ヒュンダイ、Mスポーツ・フォードの3陣営が各々プレシーズンテストを実施。その模様をTwitterなどのSNSに投稿している。

 開幕2戦を終えた段階でドライバー/コドライバー/マニュファクチャラーの3選手権をリードしているTOYOTA GAZOO Racing WRTは、5日にエルフィン・エバンス/スコット・マーティン組がトヨタGRヤリス・ラリー1をドライブ。今季最初の純ターマック(舗装路)ラウンドに向け、準備を進めた。

ヒュンダイ、WRCクロアチアを重要なテストに位置づける「ターマックは僕たちの弱点」とタナク

 4月21~24日に開催されるWRC世界ラリー選手権第3戦クロアチアは、モンテカルロのような氷結路を含まない完全なアスファルト路面で行われる今季最初のターマック(舗装路)ラリーだ。マニュファクチャラータイトル奪還を目指すヒュンダイ・シェル・モビスWRTは、同地でのラリーがヒュンダイi20 Nラリー1にとって重要なテストになると考えている。

 ヒュンダイ・モータースポーツのラリーチームは、1月のフレンチアルプスに間に合うように3台のまったく新しいハイブリッド・ワークスカーを用意したばかりだったことと、開幕戦に先立って行われたターマックテストでティエリー・ヌービルが大きなクラッシュを喫したことを認めている。

将来の“世界王者候補”オリバー・ソルベルグ、父ペターを超える存在となるか【WRC Topic】

 2月24~27日に開催されたWRC世界ラリー選手権第2戦ラリー・スウェーデンでは、カッレ・ロバンペラ(トヨタGRヤリス・ラリー1)が優勝。21歳にしてキャリア3勝目を飾った。彼の父親、ハリ・ロバンペラは優勝経験を持つ元WRCドライバーだが、他にもWRCウイナーの息子はいる。元世界王者ペター・ソルベルグの息子、オリバー・ソルベルグ(ヒュンダイi20 Nラリー1)だ。

 オリバーは昨年ヒュンダイ入りし、育成ドライバーとしてWRCトップカテゴリーへの参戦を開始。最終戦モンツァでは総合5位に入り、それが現在までのベストリザルトだ。2022年がワークスドライバーとして迎える最初のシーズンながら、すでに上位を争うスピードを備えており、ロバンペラと並び将来の“世界王者候補”と期待されている。