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花粉症や喘息、アトピーなどのアレルギー性疾患、肥満症やそれに伴う糖尿病、心筋梗塞などの動脈硬化性疾患、うつ病、自閉症、過敏性腸症候群…これらは、21世紀になってから急激に増加している病気です。急増している原因はいくつか考えられますが、中でもマイクロバイオータ(ここでは腸内細菌叢〔腸内フローラ〕を指します)との関連性が注目されています。今回は、糖尿病や動脈硬化性疾患、がんなど、さまざまな慢性疾患の原因となる「肥満症」について、マイクロバイオータとの関係を見ていきましょう。※本連載は、小西統合医療内科院長・小西康弘医師による書下ろしです。