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 神奈川県横浜市にある日産グローバル本社ギャラリーでは、3月24日(木)から4月14日(木)まで、3月16日に亡くなった高橋国光さんを偲ぶ追悼特別展示を行う。高橋国光さんに関わる代表的な3台をギャラリーに展示し、哀悼の意を表する。

 二輪、四輪で活躍してきた“国さん”は、四輪キャリア開始後の1964年から故・田中健二郎さんらとともにニッサンと契約。その後10年以上にわたりニッサンワークスドライバーとして活躍してきた。“ハコスカ”の愛称で呼ばれたスカイライン2000 GT-Rで数多くの記録を残し、伝説とも呼べるGT-Rの通算50勝目を挙げた。

 また、グループAにR32スカイラインGT-Rが参戦を開始して以降、チーム国光としてタイサンのサポートのもと高橋国光/土屋圭市のコンビで活躍するなど、ホンダなど他メーカーとともに、ニッサンのモータースポーツ活動にも大きな貢献を果たしてきた。

 今回、国さんを偲び日産グローバル本社ギャラリーで、代表的な3台のマシンを展示し、深く哀悼の意を表することになった。展示車両は、日本グランプリ制覇を目指し作られた1969年のニッサンR382(#23)、1972年に東京モーターショーで展示されたものの、実際のレースでは活躍する機会はなかった“ケンメリ”KPGC110スカイライン2000GT-R レーシングコンセプト、そして1993年に活躍したR32スカイラインGT-R(STPタイサンGT-R)という3台だ。

 ホンダウエルカムプラザでも国さんゆかりのマシンが展示されているが、こちらも国さんの歴史を物語るマシンたちとなっている。追悼特別展示についての詳細はホームページ(http://www.nissan.co.jp/GALLERY/HQ/EVENT/1846)へ。

1964年からニッサンワークスドライバーとして活躍してきた国さん(左)。
1964年からニッサンワークスドライバーとして活躍してきた国さん(左)。
レストアされ、ニスモフェスティバルでも走行したR382。国さんもドライブした。(展示は#23)
レストアされ、ニスモフェスティバルでも走行したR382。国さんもドライブした。(展示は#23)