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 アストンマーティン・アラムコ・コグニザント・フォーミュラワン・チームのランス・ストロールは、F1第3戦オーストラリアGPの予選Q1でニコラス・ラティフィ(ウイリアムズ)と接触したことを受けて、3グリッド降格ペナルティを受けた。また、ペナルティポイントも2ポイント追加された。

 予選Q1の終盤、ラティフィはターン4で左側に寄り、ストロールを含む複数台のマシンを先行させた。その後ラティフィは加速してストロールを右側から追い抜こうとしたが、ターン5で接触。ラティフィはウォールにぶつかりマシンは大破してしまい、一方のストロールもそこでセッションを終えた。

 この件について審議が行われ、スチュワードはストロール、ラティフィ、両チームの代表者から聞き取りを行い、証拠となる映像を詳細に分析。その結果ストロールに責任があるとして、3グリッド降格ペナルティを科されることが決まった。またストロールにはペナルティポイントも2ポイント追加され、この12カ月で合計7ポイントとなった。

 FIAの発表は以下の通りだ。

「ラティフィは左側にコースを外れ、ターン4の出口で減速してクルマを通したが、その最後がストロールだった。ターン5出口ではコースの真ん中でストロールが加速していないように見えた。ラティフィはストロールを追い抜くことを決めたが、一方でストロールはコースの右側に向かって動いていた。そこはターン6に向かってコースがわずかに右にカーブしている」

「ストロールの右フロントタイヤとラティフィの左リヤタイヤが接触し、このダメージによって両者はセッションを終了した」

「スチュワードは、ラティフィの追い抜きの動きに対する彼の状況認識が欠けていたため、この事故は主にストロールの責任であると判断した」

 また予選では、セバスチャン・ベッテルがピットレーンで速度違反をしたとして、チームに600ユーロ(約81000円)の罰金の支払いが命じられた。ピットレーンは時速80kmで走行しなければならない決まりだが、ベッテルは時速85.1kmで通過していたとFIAは発表している。

セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)
2022年F1第3戦オーストラリアGP セバスチャン・ベッテル(アストンマーティン)