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 3月26日、静岡県の富士スピードウェイで開催されたスーパーGT富士公式テストの1日目午後のセッション2で、2コーナー立ち上がりでクラッシュしたTANAX GAINER GT-Rだが。2日目の走行を見合われることになった。

 今季は富田竜一郎/大草りき/塩津佑介の3人でスーパーGT GT300クラスに挑むTANAX GAINER GT-Rは、富士公式テストにも3人のドライバーを登録。雨粒が舞う午前のセッション1は富田が25周、大草が5周を走り、フルウエットとなった午後のセッション2では、富田、大草が走行した後、塩津に交代していた。

 塩津はコースインしたばかりのタイミングで、2コーナー立ち上がりでシフトアップした直後、コース上に水が溜まったところに乗ってしまったようで、突如スピン状態に。濡れたグリーンでコントロールを失い、右リヤからタイヤバリアにクラッシュしてしまった。

 衝撃はGT-Rのボディが吸収し塩津に怪我がなかったのは幸いだったが、四輪で「初めてクラッシュしてしまいました」とこれまでさまざまなカテゴリーで速さをみせてきた塩津はショックを受けていた様子だった。車両のダメージは大きく、チームは自チームのホームページ上で、3月27日(日)の走行が困難になったと発表。「1日で修復することは叶わず、開幕戦までには必ず走行できるように進めてまいります」としている。

 4月16〜17日の第1戦岡山でTANAX GAINER GT-Rが、そして塩津が元気に登場することを願いたいところだ。