アストンマーティンは2022年3月16日、アイコンの血統にふさわしい“ファイナル・エディション”モデルとなる新型V12ヴァンテージを初公開した。世界限定333台となる同モデルは、予想をはるかに上回る需要のため、予約受付はすでに終了。納車は2022年第2四半期に開始予定だ。
アストンマーティン V12ヴァンテージは、2021年12月にその存在が確認されると、問い合わせが殺到。世界限定333台は発表以前に完売し、現在はキャンセル待ちの状況だという。アストンマーティンのトビアス・ムアースCEOは「偉大なスポーツカー・ブランドには、決まってヒーローカーが存在します。昨今のアストンマーティンにとって、それはV12ヴァンテージです。最速、最強、最高峰のダイナミズムを誇るV12ヴァンテージとともに、この血統に幕が下ろされようとしています。歴代モデルに敬意を払いながら、アストンマーティンのドライビング・ダイナミクスの枠を具現化するV12ヴァンテージは、至高の中の至高としてその名を残します」とコメントしている。
新型V12ヴァンテージは、5.2リッター V12ツインターボエンジンを搭載。最高出力700ps/6500rpm、最大トルク753Nm/1800〜6000rpmを発生する。最高速度は200mph(約320km/h)、0-60mph(約0〜96km/h)を3.4秒で加速する。
軽量化のため、フロントバンパー、クラムシェル・ボンネット、フロントフェンダー、サイドシルにカーボンファイバー、リヤバンパーとデッキリッドにはコンポジットが使用されている。加えて、軽量バッテリーや専用のセンターマウント2本出しエキゾースト・システムも採用されている。V12ヴァンテージの製作は2022年第1四半期に開始され、初回納車は同年第2四半期に始まる予定。