木村武史のチームメイトが決定。ケッセル・レーシング、ル・マン/ELMSラインアップを発表

 ケッセル・レーシングは4月4日、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、およびル・マン24時間レースで『フェラーリ488 GTE Evo』をシェアする2022年シーズンのドライバーラインアップを発表した。

 今季の夏以降に“ウイングレス”のル・マン・ハイパーカー、『プジョー9X8』でWEC世界耐久選手権に参戦予定であるプジョー。同ブランドのワークスドライバーであるミケル・イェンセンと、シルバー格にレーティングされているデンマーク人ドライバーのフレデリック・シャンドルフ、この2名がケッセル・レーシングに加わり木村武史とともに2022年のELMS、ル・マンを戦っていく。

WEC GTEプロ最終年、2023年のクラス存続には「4台のクルマが必要」とACO会長

 ACOフランス西部自動車クラブのピエール・フィヨン会長は、LMGTEプロカテゴリーが2023年のWEC世界耐久選手権とル・マン24時間レースに含まれるためには、少なくとも2つのメーカーを代表する4台のクルマがGTEプロクラスに参加する必要があることを示した。

 この条件提示は、ポルシェとフェラーリの両メーカーがワークスプログラムをハイパーカークラスに移行することを計画しているなか、2023年におけるカテゴリーの将来が不透明であることを受けてのものだ。

女性ドライバー3名で3シリーズ計17戦を戦うアイアン・デイムス。重要なのは“結束力”

 ラヘル・フレイ、ミシェル・ガッティン、サラ・ボビー、今年3つのシリーズで都合17のレースに出場する彼女たちは、この挑戦に向けてアイアン・デイムズのドライバーラインナップの“結束”を維持することが重要だと考えている。

 モータースポーツの世界で女性の活躍を促進するためにアイアン・リンクスがイニシアチブをとるアイアン・デイムスは、2022年にWEC世界耐久選手権をはじめ、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパ・エンデュランスカップに同じクルーを擁して参戦する。