ブランドルが新型コロナ陽性。シェラー、急きょIMSAとのダブル参戦へ/WECセブリング

 WEC世界耐久選手権に参戦しているインターユーロポル・コンペティションは、今季のオープニングであるセブリング1000マイルの直前に新型コロナウイルスの陽性反応が出たアレックス・ブランドルの代役にファビオ・シェラーを立て、16日(水)に開幕した耐久イベントを戦っていく。

 WECのLMP2クラスにフルシーズンエントリーしている同チームは、ブランドルがCOVID-19のテストで陽性を示したため、2022年開幕戦に向けたドライバーラインアップを調整。そこで白羽の矢が立ったのが元ユナイテッド・オートスポーツのシェラーだった。

コンディション“激変”の走行初日「今日の経験が助けになる」とトヨタ平川亮/WEC第1戦

 WEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレースは3月16日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで走行初日を迎えた。ハイパーカークラスに参戦するトヨタGAZOO Racing(TGR)の2台のGR010ハイブリッドも、走行を重ねている。

 3月12〜13日に行われた公式テスト“プロローグ”に続き、本格的な走行が再び始まったセブリング。7号車と8号車、TGRの2台のGR010ハイブリッドにとっては、新たに課されたBoP(性能調整)の影響が明確に現れた1日となった。

【動画】トヨタとJOTAの接触シーンも。WEC開幕戦セブリング走行初日ハイライト

 WEC世界耐久選手権の公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/FIAWEC)において、開幕戦セブリングのフリープラクティス1回目、および同2回目の様子をまとめたショートムービーが公開されている。

 3月16日にアメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで開幕したWEC第1戦セブリング1000マイル。IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦セブリング12時間との併催イベントとなる今ラウンドには、トヨタとグリッケンハウス、アルピーヌが総合優勝をかけて戦うハイパーカークラスを筆頭に、計4クラスから都合35台がエントリーした。

WECと掛け持ちの小林可夢偉ら、ほぼ“ぶっつけ本番”でキャデラックDPiをドライブへ/IMSAセブリング12時間

 IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦セブリング12時間レースに出場する小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスの3人は、決勝日となる土曜日の朝までIMSAのセッションに参加しないことが明らかになった。

 3人にとっては土曜朝に設けられたわずか20分のウォームアップセッションが、決勝前唯一のドライブ機会となる。

開幕初日はグリッケンハウスとアルピーヌが首位を分け合う【タイム結果】2022年WEC第1戦セブリング FP1&2

 3月16日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイにて、WEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレースが開幕した。

 フリープラクティス1回目(FP1)ではグリッケンハウス・レーシングの708号グリッケンハウス007 LMH(オリビエ・プラ/ロマン・デュマ/ライアン・ブリスコー)が、FP2ではアルピーヌ・エルフ・チーム36号車アルピーヌA480・ギブソン(アンドレ・ネグラオ/ニコラ・ラピエール/マシュー・バキシビエール)がセッショントップタイムをマークしている。

まさに“渡りに船”。テストでクラッシュのポルシェ、不出場GRレーシングからシャシーを借りる/WEC第1戦

 WEC開幕前テスト“プロローグ”中にクラッシュを喫したチーム・プロジェクト1は、第1戦セブリング1000マイルレースの出場に向け、マシンを修復中だ。チームは、すでに第1戦の出場見送りを表明しているGRレーシングからポルシェ911 RSR-19のシャシーを借り受け、シャシー交換作業に臨んでいる。

金曜決勝、8時間の長丁場で開幕へ/WEC第1戦セブリング【スケジュール&基本情報】

 2022年のWEC世界耐久選手権は、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイにて、いよいよ開幕のときを迎える。2019/20シーズン、2021シーズンともセブリングでのレースは予定されていたが、いずれも新型コロナウイルス感染拡大の影響により、中止に追い込まれていた。