2022年、スイスのケッセル・レーシングからヨーロピアン・ル・マン・シリーズ(ELMS)、そしてル・マン24時間への参戦が決まった木村武史。ル・マンには2019年から3年連続出場を果たし、年々タイムも向上してきたが、ここ2年はトラブルにも泣かされている。そんな木村が2022年の参戦を果たすまでの経緯を聞いた。
木村武史のチームメイトが決定。ケッセル・レーシング、ル・マン/ELMSラインアップを発表
ケッセル・レーシングは4月4日、ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズ、およびル・マン24時間レースで『フェラーリ488 GTE Evo』をシェアする2022年シーズンのドライバーラインアップを発表した。
今季の夏以降に“ウイングレス”のル・マン・ハイパーカー、『プジョー9X8』でWEC世界耐久選手権に参戦予定であるプジョー。同ブランドのワークスドライバーであるミケル・イェンセンと、シルバー格にレーティングされているデンマーク人ドライバーのフレデリック・シャンドルフ、この2名がケッセル・レーシングに加わり木村武史とともに2022年のELMS、ル・マンを戦っていく。
ネーデルランド、ル・マン24時間のエントリーを取り下げる。IMSAエンデュランスカップに集中へ
レーシングチーム・ネーデルランドは北米のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の活動に「完全に焦点を合わせる」ため、ル・マン24時間レースのリザーブエントリーを取り下げる決定を下した。
Sportscar365によって明らかにされていたように、このレースのためのリザーブリストの3番目にその名が明記されていたオランダチームは、リストに残るか、完全に撤退するかを決定するためのタイムリミットを先週金曜日(3月25日)とする最後通告を出していた。
ネーデルランドとハイクラス、ル・マン24時間のリザーブエントリー取り下げを検討/WEC
レーシングチーム・ネーデルランドとハイクラス・レーシングは、2021年のレースに出場した後、今季のル・マン24時間レースのリザーブリストに登録されたことに反応し、両チームともエントリーの取り下げを検討していると述べている。
このふたつのチームは、WEC世界耐久選手権やELMSヨーロッパ・ル・マン・シリーズを通じて、近年のル・マンにおけるLMP2クラスで着実に存在感を示してきた。