将棋の第71期ALSOK杯王将戦(毎日新聞社、スポーツニッポン新聞社主催、ALSOK特別協賛、囲碁・将棋チャンネル、立飛ホールディングス、森永製菓協賛)で初の王将位を獲得し、史上最年少5冠を達成した藤井聡太王将(19)の就位式が11日、東京都文京区の東京ドームホテルで行われた。 1~2月に行われた七……
特定少年報道、5紙実名 在京紙、匿名は東京のみ 「重大性」「更生」で温度差 鈴木秀美・慶応大教授の… (毎日新聞)
事件ごと判断を 鈴木秀美・慶応大教授(メディア法)の話 少年法が事件を起こした少年が推知される報道を禁止した規定については、今回の法改正前から重大な事件では例外的な対応を取ってもよいと考えてきた。個別の事件ごとに重大性を考えて、報道機関がそれぞれケース・バイ・ケースで判断すべきで、……
日大再発防止策「学外者を登用」 理事長が説明 (毎日新聞)
田中英寿前理事長(75)による所得税法違反事件などの不祥事を巡り、日本大学は11日、大学本部(東京都千代田区)で記者会見を開いて再発防止策を説明した。 加藤直人学長兼理事長は「学外者を積極的に受け入れ、多様性のある法人へ変革する」と決意を述べた。 加藤氏は一連の不祥事の背景について、役……
第80期名人戦A級順位戦 永瀬拓矢王座-山崎隆之八段 第44局の1 (毎日新聞)
初めての浮月楼 今期は挑戦も陥落も最終戦を待たずに全て決まった。静岡市「浮月楼」での最終一斉対局は5期連続6回目を数えるが、俗に勝負将棋と呼ばれる大一番がないことは、ちょっと寂しい。 とはいえ、まったくの消化試合ということにはならない。当落は決しても順位を巡る争いが残っている。例えば……
片山由美子・選 (毎日新聞)
思ふほど高値のつかず桜鯛(さくらだい) 和歌山 手拝裕任 <評>もっと良い値がつくと期待していたのに、というのだろう。出荷する立場から詠んだところに意外性がある。 足跡のそこここにあり潮干狩 宮崎市 齊藤豊 <評>潮干狩りの人々が進んで行ったあとである。獲物もすでに掘り尽くされているか……
伊藤一彦・選 (毎日新聞)
時間には肩がないので後ろからつかめず春が行ってしまった 京都市 袴田朱夏 <評>いつもの年のように春の季節を楽しめなかった心を秀逸な比喩で歌う。ウクライナ情勢やコロナ禍の影響もあるだろう。 篁(たかむら)の垂(しず)りの雪に立つ鳥の羽音かすかに青空に散る 神奈川 大久保武 <評>枝から……
加藤治郎・選 (毎日新聞)
こんなとこまで来ちまってさびしいとマックの隅のさくらはなびら 垂水市 岩元秀人 <評>思いがけず街のお店にたどり着いた花びらである。現代的なスケッチだ。桜は歌い継がれてゆく。口語の軽やかさがよい。 戦争も愛も口に含んではおさえる言葉 ケーキを焼いて 厚木市 展翅零 <評>二つの大きな主題……
第77期本因坊戦挑戦者決定リーグ 本木克弥八段-佐田篤史七段 第22局の7 (毎日新聞)
トンネル抜け出せず どちらが読み勝っているのか、両者の表情からはうかがえない。昨譜は白124と大石どうしの長手数の攻め合いになったところまで見ていただいた。午後9時15分、白154のハネを見て本木が投了を告げた。まだダメはたくさん残っているが、白の一手勝ちは明らかだ。本木はまたしても連敗の……
井上康明・選 (毎日新聞)
我映す鏡の奥のヒヤシンス 神戸市 岩川早苗 <評>鏡の中の作者の素顔とヒヤシンスに、寒暖の交差する春の初めを想像した。水栽培のヒヤシンスが、窓の日を受けて咲いている。 研ぎ終へし包丁二つ春時雨 北九州市 土居康二 <評>大魚をさばくのだろうか、大小の出刃包丁が置いてある。春時雨が音もな……