最終周のワイルドな攻防撃を制し、伏兵ロス・チャスティンが歓喜のカップ初優勝/NASCAR第6戦

 アメリカ・テキサス州オースティンに位置する北米最新のF1トラック、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(COTA)で開催された2022年のNASCARカップシリーズ第6戦『エコーパーク・オートモーティブ・グランプリ』は、ここまで2戦連続2位入賞を果たし“台風の目”として躍進するロス・チャスティン(トラックハウス・レーシングチーム/シボレー・カマロ)が、幾度もリーダーが入れ替わった最終周の“カオティック・バトル”を制し、ついにカップシリーズ初優勝を手に入れた。

 引き続き併催のNASCARエクスフィニティやキャンピング・ワールド・トラックに加え、北米が誇るトランザム・シリーズとも同時開催されたカップシリーズ第6戦は、今季初、そして2022年より導入の新車両規定“Next-Gen”にとっても初となるロードコースでの争いとなった。

ドルゴヴィッチ「自分とチームのパフォーマンスに満足」FIA F2第2戦ジェッダ レース2 トップ3ドライバーコメント

 3月27日、2022年FIA F2の第2戦ジェッダの決勝レース2が、サウジアラビアのジェッダ・ストリート・サーキットで開催され、フェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)がポール・トゥ・ウインで今季初優勝。2位リチャード・フェルシュフォー(トライデント)、3位ユアン・ダルバラ(プレマ・レーシング)までが表彰台を獲得した。

 スプリントレース(決勝レース1)とはうってかわりセーフティカーが一度も出動しないレースとなった。ポール・トゥ・ウインを決めたドルゴヴィッチは「完璧なレースだけでなく、完璧な週末だったよ」と振り返る。

通算6勝と相思相愛のサーキットで、ルーベンス・バリチェロが“ハットトリック”達成/SCB第2戦

 3月19~20日の週末にシリーズお馴染みのゴイアニア、アイルトン・セナ・インターナショナル・サーキットで争われた2022年のSCBストックカー・ブラジル“プロ・シリーズ”第2戦は、2014年のチャンピオンでもあり同地通算6勝を誇るルーベンス・バリチェロ(フルタイム・スポーツ/トヨタ・カローラ)が、予選ポールポジションからレース1、レース2完全制覇の“ハットトリック”を達成。50歳を目前にしてゴイアニアでの8勝目とSCBシリーズ通算20勝目を手にした。

ドルゴヴィッチがランキング首位浮上。岩佐歩夢は3度目の入賞果たす【FIA F2第2戦ジェッダ レース2】

 3月27日、2022年FIA F2の第2戦ジェッダの決勝レース2が、サウジアラビアのジェッダ・ストリート・サーキットで開催され、フェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)がポール・トゥ・ウインで今季初優勝。ポイントランキングでも首位に浮上した。日本勢の岩佐歩夢(ダムス)は7位で今季3度目の入賞。佐藤万璃音(ビルトゥジ・レーシング)は17位となった。

今季初優勝のローソン「この週末は生き残ることが大切」FIA-F2第2戦ジェッダ レース1 トップ3ドライバーコメント

 現地時間3月26日、2022年FIA F2第2戦ジェッダのスプリントレース(決勝レース1)がサウジアラビアのジェッダ・ストリート・サーキットで開催されリアム・ローソン(カーリン)が今季初優勝。2位にユーリ・ビップス(ハイテックGP)、3位にはジェイク・ヒューズ(ファン・アメルスフォールト・レーシング)が入った。しかしレース後の車検で規定違反が発覚しヒューズは失格、繰り上がりでフェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)が表彰台を獲得した。

 レースの大半をセーフティカー(SC)が先導する昨季同様に大荒れの展開となったが、5番手発進のローソンは2年目の優位性を活かしてポジションを上げていき残り3周でトップに浮上し逃げ切った。ローソンは次のようにレースを振り返っている。

岩佐歩夢は7位、2度目の入賞果たす。佐藤万璃音は10位【FIA F2第2戦ジェッダ レース1】

 3月26日、2022年FIA F2の第2戦ジェッダの決勝レース1が、サウジアラビアのジェッダ・ストリート・サーキットで開催され、リアム・ローソン(カーリン)が今季初優勝。日本勢の岩佐歩夢(ダムス)は7位で今季2度目のポイント獲得。佐藤万璃音(ビルトゥジ・レーシング)は10位となった。

岩佐歩夢が7番手でレース1のセカンドロウ獲得。佐藤万璃音は14番手【順位結果/FIA F2第2戦ジェッダ予選】

 3月25日、2022年FIA F2の第2戦ジェッダの公式予選がジェッダ・ストリート・サーキットで開催され、3度のセッション中断を挟む荒れた展開となるなか、フェリペ・ドルゴヴィッチ(MPモータースポーツ)が最速タイムを記録した。日本勢の岩佐歩夢(ダムス)は7番手。佐藤万璃音(ビルトゥジ・レーシング)は14番手で予選を終えている。

ガレージ56枠から2023年ル・マン参戦のNASCAR車両は「ハイブリッドが前提条件」とACO会長

 2023年のル・マン24時間レースに出場を目指すNASCARの“Next-Gen”車両であるシボレー・カマロZL1は、ハイブリッド・パワートレーンを搭載する可能性が高い。ACOフランス西部自動車クラブのピエール・フィヨン会長は、ハイブリッド搭載が特別枠“ガレージ56”でのエントリーの前提条件であることを認めている。

3台体制で復帰のハルダー兄妹、最後の1台にJAS開発生のジャック・ヤングを起用/TCRヨーロッパ

 2年ぶりにTCRヨーロッパ・シリーズに復帰し、3台体制を敷くことをアナウンスしたハルダー・モータースポーツは、ともにTCRシリーズでの優勝経験を持つ兄のマイクと妹ミシェルのハルダー兄妹に加え、最後の1台となるレースシートにジャック・ヤングの起用を発表。ヤングは今季も引き続き、ホンダの開発部隊であるJASモータースポーツによるドライバー開発プログラムの継続も決まっている。

 北アイルランド出身で現在20歳のヤングは、ティーンエイジャーの頃からTCRシリーズに積極的に参戦し、スイスのヴコビッチ・モータースポーツが開発したルノー・メガーヌR.S.TCRの開発などに従事してきた。

A.バックマン加入のレストラップはエース残留も発表。新チームが2台のアウディ投入へ/STCC

 WTCR世界ツーリングカー・カップ経験者であるアンドレアスとジェシカのバックマン兄妹のうち、兄のアンドレアス新規加入を発表しているレストラップ・レーシングは、若きエースとしてチームを牽引してきた23歳のオリバー・セーデルシュトレームの残留をアナウンス。また、昨季もタイトルを争ったブリンク・モータースポーツのトビアス・ブリンクも、新たに契約を結んだヒューゴ・ネルマンとともに第2世代アウディRS3 LMSをドライブすることが決まり、今季はさらに2台の新世代アウディが、新規参戦チーム・オートラウンジ・レーシングからSTCCスカンジナビアン・ツーリングカー選手権に登場する。