ラトバラ代表はチームオーダーに否定的。トヨタでの展開はタイトルが絡む「1年の最後だけ」/WRC

 2021年シーズンからTOYOTA GAZOO Racing WRTを率いているヤリ-マティ・ラトバラ代表は、2022年WRC世界ラリー選手権のタイトル争いがクライマックスを迎えるシーズン終了時にきわめて重要でない限り、チームオーダーを発令することはないと述べた。

 フィンランドのユバスキュラに拠点を置くチームは、ラリーウイーク中にドライバーのポジションを入れ替えることに否定的なことで知られているが、昨季の王者であるセバスチャン・オジエと、今季トヨタに復帰したエサペッカ・ラッピがシェアする3台目のトヨタGRヤリス・ラリー1については疑問が呈された。

【動画】トヨタ、GRヤリスで今年初のグラベルテストを実施。ドライバー目線の迫力映像も公開/WRC

 WRC世界ラリー選手権に参戦しているTOYOTA GAZOO Racing WRTは3月21日、チームの公式Twitter(@TGR_WRC)を更新し、トヨタGRヤリス・ラリー1で2022年最初のグラベルテストを実施したことを明らかにした。

 単一仕様のプラグイン・ハイブリッドシステムの搭載が義務付けられた“新時代のWRC”において、トヨタはラリー1規定での初陣こそ落としたものの、第2戦スウェーデンでは21歳のカッレ・ロバンペラが優勝しランキングリーダー浮上した。また、チームとしても同ラウンド記録したロバンペラとエサペッカ・ラッピによるワン・スリー・フィニッシュによって、第2戦終了時点でマニュファクチャラー選手権首位に立っている。