バレンティーノ・ロッシ、GTWCヨーロッパ初陣は17位。ピットストップに失敗も「そこから学べる」

 スポーツカーレースの“強豪”であるチームWRTから、2022年のファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパにフル参戦するバレンティーノ・ロッシ。MotoGPのレジェンドにとって、シリーズデビュー戦となった今季開幕戦が4月1~3日、イタリアのイモラ・サーキットで行われ、ゼッケン『46』をつけたアウディR8 LMS Evo IIは総合17位でチェッカーを受けた。

 MotoGPロードレース世界選手権で通算9回のチャンピオンを獲得した“レジェンドライダー”が引退後の本格的な四輪レース転向後、初めてGTワールドチャレンジの公式戦に臨んだ。その姿を一目見ようとイモラ・サーキットには多くの観客が訪れ、コースサイドにはお馴染みの『46』という数字が入ったフラッグも見られた。

イモラでGTWCヨーロッパ開幕。前年王者チームWRTが優勝、初参戦のロッシはまさかのピット通過

 4月1~3日、ファナテック・GTワールドチャレンジ・ヨーロッパの2022年シーズン開幕戦がイタリア、イモラ・サーキットで開催され、前年の総合王者であるチームWRTの32号車アウディR8 LMS Evo II(ドリス・ファントール/シャルル・ウィーツ/ケルビン・ファン・デル・リンデ組)が、3日に行われたエンデュランスカップ第1戦の決勝3時間レースを制した。

 今季開幕戦でポール・トゥ・ウィンを飾り、新しいアウディのGT3モデルにシリーズ初勝利をもたらしたチームWRT。彼らは決勝日に行われた予選でポールポジションを獲得し、同じくアウディ陣営のサンテロック・ジュニア・チーム(25号車アウディR8 LMS Evo II)とともにフロントロウにチャンピオンカーである32号車アウディを並べた。