【動画】WEC開幕戦セブリング1000マイル 予選/決勝ハイライト

 アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・サーキットを舞台に、3月16日から18日にかけて開催されたWEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレース。2022年シーズンのオープニングイベントとして行われ、アルピーヌ・エルフ・チームがポール・トゥ・ウインを飾った同ラウンドの予選、および決勝ハイライトがFIA WECの公式YouTubeチャンネル(https://www.youtube.com/user/FIAWEC)で公開されている。

■1000 Miles of Sebring: Qualifying highlights

2度のアクシデントを挽回。全力を注いで得た勝利は「ル・マン優勝に匹敵」とバンバー/セブリング12時間

 アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで3月19日に行われた、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦セブリング12時間で、“ダブル・カムバック”を経て優勝したアール・バンバーは、この勝利を2015年のル・マン24時間レースでの総合優勝に「匹敵する」ものとして位置づけている。

 自身3戦目のDPiレースとなったフロリダの耐久クラシックで初めて総合優勝を果たした“キウイ”ドライバーはレース終盤、最後の1時間と15分の間にふたつのアクシデントで順位を落としたが、これを挽回しチップ・ガナッシ・レーシングが運営するキャデラック・レーシングの02号車キャデラックDPi-V.Rを優勝に導いた。

試練を乗り越えたチップ・ガナッシ02号車キャデラックがセブリング12時間を制す/IMSA第2戦

 3月19日、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権第2戦セブリング12時間の決勝レースがアメリカ、フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで行われ、直前にドライバーラインアップの変更があったキャデラック・レーシングの02号車キャデラックDPi-V.R(アール・バンバー/アレックス・リン/ニール・ジャニ組)が総合優勝を飾った。WEC世界耐久選手権開幕戦セブリングとの“ダブルヘッダー”で今戦に臨んだ、小林可夢偉駆る48号車キャデラックDPi-V.R(アリー・キャデラック)は総合6位で完走している。

 2022年ウェザーテック・スポーツカー選手権とシリーズ内の耐久カップ、IMSAミシュラン・エンデュランスカップ(IMEC)の第2戦として開催されたセブリング12時間レースは、現地時間19日(土)10時10分にスタートが切られ、まずは前日の予選でポールポジションを獲得した01号車キャデラックDPi-V.R(キャデラック・レーシング)がホールショットを奪う。

「クラッシュは誰のせいでもありません」豊田章男オーナーが“試練の船出”WEC開幕戦にコメント

 3月18日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで2022年WEC世界耐久選手権第1戦『ゼブリング1000マイルレース』の決勝が行われた。最高峰ハイパーカークラスに参戦するトヨタGAZOO Racingは、8号車がアルピーヌ・エルフ・チームに敗れ総合2位、7号車がクラッシュによるリタイアで、開幕戦を終えた。

 レース後にトヨタ自動車より発表された、豊田章男TOYOTA GAZOO Racing チームオーナーのコメント全文は、以下のとおり。

トヨタに勝つため必要だった“60秒のマージン”。アルピーヌ、燃料は節約せず/WEC第1戦

 WEC世界耐久選手権第1戦セブリング1000マイルレースを制したアルピーヌ・エルフ・チームのニコラ・ラピエールは、ハイパーカークラスのライバルであるトヨタGR010ハイブリッドに対して1回多くなる追加ピットストップのマージンを作り出すため、「レース全体にわたってプッシュしていた」と語った。

弱冠16歳のWEC史上最年少クラスウイナー誕生。デビュー戦でトリプルスティントの大活躍

 WEC世界耐久選手権の2022年第1戦セブリング1000マイルレースでは、新たな記録が誕生した。わずか16歳1カ月と4日でLMP2クラスを制したアメリカ人のジョシュ・ピアソンは、WECの最年少優勝者となった。

アルピーヌが開幕戦を制す。平川亮のトヨタ8号車2位、7号車は大破/WEC第1戦決勝レポート

 WEC世界耐久選手権の2022年第1戦セブリング1000マイルレースは3月18日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで決勝レースが行われ、アルピーヌ・エルフ・チームの36号車アルピーヌA480・ギブソン(アンドレ・ネグラオ/ニコラ・ラピエール/マシュー・バキシビエール)が優勝を飾った。

【順位結果】2022年WEC第1戦セブリング 決勝

 3月18日、WEC世界耐久選手権第1戦『セブリング1000マイル』の決勝がアメリカ、フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで行われ、予選1番手からレースを開始したアルピーヌ・エルフ・チームの36号車アルピーヌA480・ギブソン(アンドレ・ネグラオ/ニコラ・ラピエール/マシュー・バキシビエール組)がポール・トゥ・ウインで2022シーズン開幕戦を制した。レースは終盤にサンダーストームの接近によって繰り返しレッドフラッグが出され、最終的に3度目の赤旗中断中、レース最大時間の8時間が近づくなか、トップ車両が196周を周回した段階で終了となっている。

■2022年WEC開幕戦セブリング1000マイル 決勝暫定結果

マシン横転の大クラッシュ喫したロペス、車両のダメージを「見誤った」/WECセブリング

 TOYOTA GAZOO Racingのホセ-マリア・ロペスは、WEC世界耐久選手権の今季開幕戦セブリング1000マイルで、7号車トヨタGR010ハイブリッドが横転してリタイアに追い込まれた大クラッシュの過失を認めた。

 ハイパーカークラスを戦うトヨタチームの中でマイク・コンウェイ、小林可夢偉とチームを組むアルゼンチンドライバーは、開幕戦のスタートから約3時間半後にジュリアン・アンドラウアーがドライブする88号車ポルシェ911 RSR-19(デンプシー・プロトン・レーシング)と接触し、7号車トヨタGR010ハイブリッドをターン9のバリアにヒットさせてしまう。

【動画】ロペス駆る7号車トヨタGR010ハイブリッドが大クラッシュ/WEC開幕戦セブリング

 3月18日、アメリカ・フロリダ州のセブリング・インターナショナル・レースウェイで開催されているWEC世界耐久選手権第1戦セブリングの決勝レース中にビッグクラッシュが発生した。TOYOTA GAZOO Racingの7号車トヨタGR010ハイブリッドがタイヤバリアに激突し横転。この影響で111周目にレッドフラッグが提示され、レースは赤旗中断となっている。

 WEC開幕戦セブリングの中盤、スタートから3時間半を迎えようというタイミングで事故は起きた。当時ホセ-マリア・ロペスが乗り込み総合2番手を走行していた7号車トヨタが、デンプシー・プロトン・レーシングの88号車ポルシェ911 RSR-19を交わすタイミングで接触しスピン。トヨタのマシンは横滑り状態でグラベル上を滑っていきフロントからタイヤバリアにクラッシュした。