冷戦とは何だったのか、そして新たな冷戦がまた始まるのか? (日経BP)

米ソ冷戦時代は、表向きは平和であったものの、核兵器の保有量をめぐって緊張が高まっていた時代だった。 (PHOTOGRAPH VIA GETTY IMAGES)[画像のクリックで別ページへ] 1945年の夏、第二次世界大戦における連合国側である米国、ソ連、英国の首脳がドイツのポツダムに集まり、この史上最も血生臭い……

UPM、リグニンベース再生可能フィラー用途拡大 ()

フィンランドのUPMは、機能性フィラーの用途開拓を促進する。現在、ドイツのロイナで建設中のバイオリファイナリーでは、リグニンベースの再生可能機能性フィラー(RFF)などを生産する計画だ。主力のゴム用途展開に加え、同成分が持つとされる強度と撥水性を生かし熱可塑性プラスチックへの提案を想定。……

植物系の医薬品包装材採用広がる、大手製薬が本腰 ()

製薬業界が植物由来原料の医薬品包装材を導入し始めている。錠剤などを入れるボトル容器やPTPシート(ブリスター包装)に、植物由来ポリエチレン(PE)原料を使う試みだ。業界初のバイオマス由来ボトル容器(ポリビン)を採用した武田薬品工業は、ボトル製剤の主要市場でもある米国などへの展開を検討……

トクヤマ、放熱材料で解決型ビジネス ()

トクヤマが自動車や電子機器の熱対策などに使う放熱材料で、ソリューション(解決型)ビジネスへの転換を進めている。絶縁放熱基板、放熱シート・グリースといった熱対策製品の用途に応じた放熱材料の組み合わせ、配合設計などの提案を強化。顧客の開発支援を通じ関係を深めると同時に、最終ユーザーと……

SARS-CoV-2感染は脳構造の変化と関連している──英国Biobankの検討より (日経BP)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)では、脳関連の異常が発生することが示唆されている。しかし、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)感染の影響が軽症例で検出できるかどうか、また、感染が脳病理に寄与するメカニズムを明らかにすることができるかどうかは、まだ不明である。本研究は、英国Biobank……

サブアキュート機能の充実には総合医が必須 (日経BP)

本体部分の改定率がプラス0.43%となった2022年度診療報酬改定。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行下で行われた異例の改定となったが、入院・外来機能の分化を目的とした様々な見直しが加えられた。改定は勤務医にどのような影響をもたらすのか。全日本病院協会会長の猪口雄二氏に聞いた。(……

急性期脳梗塞の再開通療法、我が国の現状判明 (日経BP)

我が国で施行されている急性期脳梗塞を対象とした組織プラスミノーゲンアクチベーター(tPA)静注療法の97%、血栓回収療法の98%は、日本脳卒中学会が認定する一次脳卒中センター(PSC)で行われていることが明らかになった。第47回日本脳卒中学会学術集会(STROKE2022、会期:3月17~20日、大阪国際……

高齢者のうつ病を予防するための処方とは? (日経BP)

孤独(loneliness)とは、本人が望む、意義のある対人関係が得られていない状況と定義されます。今なお続くコロナ禍で、これまで当たり前だった対面による人との交流が減少し、誰もが少なからず孤独・孤立を意識せざるを得ないのではないでしょうか。今回紹介するのは、このような時期だからこそ、ひき……

新規の老眼治療用点眼薬、第3相で有効性示す (日経BP)

米国Waring Vision InstituteのGeorge O. Waring IV氏らは、AbbVie社傘下のAllergan社が開発した老眼治療用点眼薬AGN-190584(ピロカルピン塩酸塩1.25%液+賦形薬)の老眼患者に対する有効性と安全性を評価する第3相臨床試験を行い、AGN-190584は賦形剤のみを使用した対照群に比べ、遠視力に基づく近……

腸内細菌叢の異常は椎間板変性や腰痛の原因になり得るか? (日経BP)

本コラムでは、Googleが提供する学術雑誌のインパクト指標「h5-index」から、各領域10誌を抽出。それを元に世界中で最も多くツイートされた論文を紹介する。 3月14~20日に最もツイート数が多かったのは、Lancet誌の論文「Comparative analysis of the risks of hospitalisation and death associated ……