ソトロビマブ投与後の耐性変異が明らかに (日経BP)

豪州Sydney大学のRebecca Rockett氏らは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に緊急使用許可を得ているモノクローナル抗体ソトロビマブ(商品名ゼビュディ)を投与された患者の一部に、ソトロビマブ耐性変異を獲得したウイルスが生じ、投与から最長24日後まで気道標本から増殖可能な耐性ウイルスが……

「肥満症診療ガイドライン2022」概要明らかに (日経BP)

第42回日本肥満学会(会期:3月26~27日、パシフィコ横浜とウェブのハイブリッド開催)で、編集作業が進む「肥満症診療ガイドライン2022」の概要を同ガイドライン作成委員長の小川渉氏(神戸大学大学院医学研究科糖尿病・内分泌内科)が解説した。現行のガイドラインは2016年に発表されたもので、6年ぶ……

胃癌治療ガイドライン第6版改訂のポイントと次版に向けた展開 (日経BP)

胃癌治療ガイドライン第6版が2021年7月に発行された。食道胃接合部癌の手術や腹腔鏡下手術、進行胃癌に対する化学療法と免疫チェックポイント阻害薬の併用療法、内視鏡的切除の適応範囲の拡大など、胃癌治療に関する最新エビデンスを踏まえて改訂された。さらにその後も臨床試験のデータが出てきており……

マナー違反の注意に逆ギレ「ブス!」を連呼する患者にスタッフは… (日経BP)

20代後半のその女性は診察室に呼び入れるときからどこか様子がおかしかった。 僕は患者を診察室に入れるときには、必ず自分でドアを開けて廊下の椅子に座っている患者の名前を呼ぶことをルールとしている。初診患者の場合は特に注意深く観察を行う。ドアをガラっと開けたときにこちらを見るか、スマホ……

阪大にアスタチン-211の大量供給施設の整備開始 (日経BP)

大阪大学の敷地内に放射性同位体であるアスタチン-211(211At)の大量安定供給するための設備が整備されることが決まった。2022年3月、経済産業省の「産学連携推進事業費補助金」に採択が決まり、この予算を使って学内に建屋が設置されるとともに、そこに民間企業が加速器(サイクロトロン)を設置し、……

機能低下を最小限に移植用心臓を長時間保存せよ (日経BP)

現在のところ、移植用の臓器をレシピエントに届けるまでは冷保存するのが一般的だ。しかし最近、体温と同じ37℃で、かつ一定の負荷を掛けることで心機能をできるだけ温存する、長時間保存可能な方法の開発が進んでいる。既に1つは米国食品医薬品局(FDA)の承認を取得し、実地診療で使われ始めている。…

日本のLong COVID、心障害の実態が明らかに (日経BP)

日本の循環器領域におけるLong COVID(COVID-19後遺症)の実態が明らかになった。日本循環器学会などが取り組む「COVID-19関連心障害に関する調査研究」によると、中等症以上のCOVID-19患者において、退院3カ月後時点で心障害疑いは31例に認め、そのうち心筋浮腫が10例、心筋炎が8例だった。佐賀大学内……

約9割の病院が「サイバー攻撃への脅威感じる」も、対策は不十分 (日経BP)

日本病院会や全日本病院協会、日本医療法人協会、日本精神科病院協会から成る四病院団体協議会(四病協)は2022年3月31日、病院のサイバーセキュリティー対策への公的補助金の支給について緊急提言をまとめ、後藤茂之厚生労働相宛てに提出した(提言はこちら)。セキュリティー予算として必要な公的補……

輸血と高カロリー輸液を同時にしてはいけない理由 (日経BP)

Question 質問したキッカケ 泌尿器科病棟で働いています。先日、受け持った患者さんが輸血をすることになりました。しかし、末梢点滴ルートを確保することが困難であったため、主治医に相談し中心静脈カテーテルからの投与可能の指示をもらいました。 中心静脈カテーテルから輸血を開始したところ、通……