斜視のある小児では精神疾患のリスクにも注意を (日経BP)

米国California大学Los Angeles校のYoon H. Lee氏らは、地域や人種に偏りのない全米規模の保険請求データベースを用いて、斜視がある小児の精神疾患リスクを調べる横断研究を行い、斜視のない小児に比べ不安障害、統合失調症、双極性障害、うつ病を発症するリスクが高かったと報告した。結果は2022年3……

食物以外で誘発される食物アレルギーとは? (日経BP)

『食物アレルギー診療ガイドライン2021』が昨年11月に5年ぶりに改訂された。これまで対象を小児に限定していたが、今回新たに、成人の食物アレルギーもカバーし、花粉やペット、動物刺咬傷、化粧品などが原因として生じる食物アレルギーに関する記載を充実させた。ガイドライン改訂のポイントを、作成……

新型コロナ患者の第6波を振り返り、春の人事異動に憂う (日経BP)

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行が落ち着いてきて、当院も日常の診療風景に戻ってきた。忙しかったのは、発熱、感冒症状の患者が多かったためだが、診療そのものよりも書類作成により多くの時間を取られていたように思う。 まず、「診療・検査医療機関」の指定を受けている診療所では、「……

電話服薬指導は旧点数の薬歴管理料を算定 (日経BP)

厚生労働省保険局医療課は2022年3月31日、「新型コロナウイルス感染症に係る診療報酬上の臨時的な取扱いについて(その69)」の事務連絡を発出し、22年4月1日以降に薬局で情報通信機器または電話を用いて服薬指導を行った場合の取り扱いをそれぞれ明示した。 情報通信機器を用いた服薬指導を行った場合……

百日咳菌による咳発作誘発の機序が分かった! (日経BP)

百日咳菌による咳発作が誘発される分子機序が明らかになった。百日咳菌が持つ3つの病原因子が、ブラジキニンを介して感覚神経細胞の感受性を高め、咳反射を誘発する仕組みだ。大阪大学微生物病研究所感染機構研究部門分子細菌学分野教授の堀口安彦氏、同助教の平松征洋氏らの研究結果で、mBio誌オンラ……

25年までに温室効果ガスを頭打ちに IPCC第3作業部会報告書 (毎日新聞)

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第3作業部会が公表した第6次報告書の政策決定者向け要約=IPCC提供 国連の「気候変動に関する政府間パネル」(IPCC)第3作業部会は4日、産業革命前からの気温上昇幅を「1・5度」に抑えるには、遅くとも2025年までに世界の温室効果ガス排出量を頭打ちにする……

温室ガス減少「25年までに」…IPCC作業部会が8年ぶりに報告書公表 (読売新聞)

国連の気候変動に関する政府間パネル(IPCC)は5日、地球温暖化の緩和策を盛り込んだ第3作業部会の第6次評価報告書を公表する。産業革命前からの気温上昇を1・5度以下に抑えるパリ協定の努力目標を達成するには、二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガス排出量を3年後の2025年までに減少に転じさせ、貯蔵……

ベラルーシ主催の国際物理オリンピック、中止に…日本はすでに不参加決定 (読売新聞)

各国の高校生らが参加して7月にベラルーシ主催で開かれる予定だった「国際物理オリンピック」が、ロシアによるウクライナ侵攻の影響などで中止になった。 LNG先物を東京商品取引所が試験上場、初値4200円…安定調達につながるか注目 オンラインで開催予定だったが、3日に同オリンピック役員会議が開か……

iPS角膜移植「有効性を確認」 矯正視力回復の例も 阪大 (毎日新聞)

大阪大の吹田キャンパス=大阪府吹田市で、幾島健太郎撮影 他人のiPS細胞(人工多能性幹細胞)から作った角膜の細胞をほぼ失明状態の患者4人の目に移植する世界初の臨床研究を進めていた大阪大は4日、安全性・有効性を確認し研究を完了したと発表した。うち3人は、矯正視力が回復した。今後は実用化に……

敵やエサの位置、音で突き止める? クモの巣は巨大な耳代わり (朝日新聞)

アルファベットのような模様を巣に描いたクモ=2021年7月22日午前、京都府宇治市の平等院、神居文彰住職提供 [PR] 円形に巣を作るクモは、巣を耳のように使って音を検出したり、音源を突き止たりするのに使っている――。米コーネル大などの研究チームが、そんなクモの網の隠された能力を見つけた。巨大……