信越化学工業の半導体材料が順調に販売を伸ばしている。2021年4~12月期の電子材料事業の営業利益は前年同期比16%増の1838億円。世界首位に立つ半導体用シリコン(Si)ウエハーやフォトレジストなどの半導体材料を最大限に出荷した。最先端の半導体生産に使う部材の量産体制構築に着手し、次世代のパ……
ゼストロンジャパン、焼結接合向け洗浄技術を投入 ()
ドイツ系化学品企業のゼストロンジャパン(神奈川県寒川町、澤入大道代表取締役)は、洗浄技術で次世代パワーデバイス市場を開拓する。パワー半導体では、耐久性の観点からハンダに代わり銀によるシンター(焼結)接合が次世代技術として着目されており、同時に新たな洗浄技術が要求されている。従来方……
炭素繊維、風力発電などの用途拡大で需給タイト ()
炭素繊維の産業構造が変貌を遂げつつある。なかなか終息の見えないコロナ禍の影響で、同産業にとって最大の収益源だった航空機用途の回復が遅れる一方、風力発電分野の需要拡大がとどまることを知らない状況が続く。風力発電の成長の勢いはコロナ禍に見舞われる現状にあってもさらに勢いを増しており、……
茶カテキン、水溶液中で高濃度、コロナ対策 ()
衛生用品や化粧品原料などの研究開発を行うHPG(東京都中央区)は、緑茶カテキンを水溶液中で高濃度のまま安定化させる技術開発に成功した。インフルエンザや新型コロナウイルスの感染阻害・不活化作用を実証しており、今後はさらなるエビデンスを積み重ねて事業戦略を組み立てる考え。トイレタリーや……
モルヌピラビル5万人分納入前倒し ()
後藤茂之厚生労働大臣は28日の閣議後会見で、新型コロナウイルス感染症治療薬「モルヌピラビル」について、「5万人分を前倒しで入荷することを決め、本日納入されることになった」と発表した。モルヌピラビルは米メルクが開発した経口薬。日本では昨年末に厚労省が特例承認し、160万人分を確保している……
夜間帯の小児の点滴管理の注意点は? (日経BP)
Question 質問したキッカケ 小児科病棟に勤務する1年目の看護師です。入職して数カ月経ち、夜勤に入ることになりました。日勤でもまだ点滴管理に不安があるなかで、夜間の小児の点滴管理はとても不安です。でも、病棟の先輩には点滴が不安とは言いにくい雰囲気があります。 質問したいこと 夜間帯の小……
HPVワクチン、キャッチアップ接種の方法固まる (日経BP)
厚生労働省は2022年1月27日に厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会予防接種基本方針部会を開催し、ヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンの積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した人へのキャッチアップ接種の実施方法について議論した。HPVワクチンの接種歴があり、かつ長期にわたり接種を中……
キーワードはデータ・事故分析・現場! 医療安全管理者が挑む転倒・転落ゼロへの道 (日経BP)
こんにちは。トヨタ記念病院(愛知県豊田市)看護師の林麻古(はやし・あさこ)です。私の転倒・転落ゼロ作戦のポリシーは、「現場で生かしてこそ転倒・転落ゼロへの道が拓(ひら)ける!」ということ。そのため、データを素早く現場にフィードバックすること、転倒・転落発生時の対応を明確にすること……
「最も謙虚で、最も果敢な」若井晋先生の在りし日の姿 (日経BP)
最近、出版されたばかりの『東大教授、若年性アルツハイマーになる』(講談社、2022)を手にして、脳外科医で、東京大学の国際地域保健学の教授を務められた故・若井晋先生(2021年逝去)の在りし日の姿を思い出した。 この本は、若井先生の奥様の若井克子さんが、50歳代半ばで若年性アルツハイマーを……
急性胃腸炎に役立つ漢方薬の使い分け (日経BP)
前回のコラム(オミクロン株に「葛根湯+小柴胡湯加桔梗石膏」が有用な可能性!)を多くの方にご高閲いただき、また色々なご意見も頂戴しまして、感謝申し上げます。ご意見やご質問に対しては、今後のいずれかの回でまとめてご回答・ご報告しようと思っております。実際に漢方薬を使用してみた皆様のご……