住友金属鉱山は、リン酸鉄リチウム(LFP)系正極材を自社製品に取り込み高付加価値化を図る。同社は2月に住友大阪セメントからLFP電池材料事業を獲得した。LFPは、ニッケル、コバルトを使用しない低コストのリチウムイオン2次電池(LiB)部材として中国、欧州系の電気自動車(EV)で採用が進む。同社で……
中国でコロナ禍再び、経済活動への影響懸念 ()
【上海:石田亮】中国で2年ぶりに本格的なコロナ禍が到来している。これまでも散発的に各省市・エリアで、ロックダウンなどが行われてきたが、今回は過去をしのぐ勢いで広がっている。「ゼロコロナ」対策を敷く中国では経済活動への懸念が高まりそうだ。 中国では感染力の強い変異株「オミクロン株」の……
rTMSはなぜうつ症状の緩和に効くのか? (日経BP)
2019年6月に保険適用され、薬物療法や認知行動療法などの精神療法に次ぐ、“第3”のうつ病治療法として期待されている反復経頭蓋磁気刺激療法(rTMS)。現在国内では、20強の医療施設が導入し、薬物抵抗性のうつ病の治療に用いている。そもそも、rTMSはなぜうつ症状の緩和に有効なのだろうか。そのメカ……
リフィル処方箋、カナダでの運用は (日経BP)
私が20年以上前に日本の薬局で仕事をしていた頃、「リフィル」という言葉など知りませんでしたから、カナダに来て初めてリフィル処方箋の仕組みを説明されたときは意味がよく分かりませんでした。患者さんが薬を手にする際、医師の診察が不要であるという概念が理解できなかったのです。 「この国では……
【漫画】マスクを外す患者さん (日経BP)
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、多くの施設ではマスク着用をお願いしており、薬局でもマスク着用のお願いを掲示して患者さんに着用を促しています。
裁判所はDNA鑑定結果をどう扱っているか (日経BP)
乳腺外科医事件の最高裁判所判決が出た。破棄自判ではなく差し戻し判決であったので「肩透かし」のように論評する節もある。しかし、以下のように、本件では刑事訴訟法411条1号に従って原判決を破棄している。その際は、同413条本文によって差し戻しを行うのが原則であるから、告訴事件での書類送検と……
新しい会員が増えにくいCOVID-19下での患者会活動 (日経BP)
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、がんの患者会にも大きな影響を与えている。COVID-19流行下で患者会はどのような活動をしてきたのか、2014年に発足した若年がん患者会、ローズマリーの世話人の1人、多和田奈津子氏に話を聞いた。…
臓器横断的ゲノム診療のガイドライン新版ではTMB-H進行固形癌を追加掲載 (日経BP)
「成人・小児進行固形がんにおける臓器横断的ゲノム診療のガイドライン(第3版)」が今年2月20日に発刊された。第2版(2019年)以降に、高い腫瘍遺伝子量(TMB-H)進行固形癌に対する抗PD-1抗体ペムブロリズマブの承認申請(2月に承認)や、TRK阻害薬ラロトレクチニブの承認、ミスマッチ修復(MMR)タ……
第6波を越えつつあるコロナ病棟の現在 (日経BP)
年明けから始まった新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の第6波、ようやくピークが過ぎてきました。ピークアウトという言葉はあまり医師の間では使ってはいけないという風潮があるようですが、取りあえず実際にピークアウトしています(笑)。 曜日によって報告数が乱高下しますので、ジグザグしなが……
脈の乱れの検出が容易になった今こそ慎重な治療選択を (日経BP)
半世紀にわたって心房細動診療に携わってきた第一人者は、ウエアラブルデバイスや人工知能(AI)といった最新のテクノロジーが導入され、大きく変わろうとしている心房細動診療をどう見ているのか──。長らく慶應義塾大学医学部呼吸循環器内科教授を務め、日本心電学会(現・日本不整脈心電学会)や日……