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<p>映画『アシュラ』プレミア上映会記者会見レポート | アニメイトタイムズ</p><p>【㊗ #林原めぐみ さんお誕生日記念🎉】 あの衝撃作が40年ぶりに復活!? 映画『アシュラ』プレミア上映会記者会見レポート! #野沢雅子 さん、林原めぐみさん、#平田広明 さん、#島田敏 さん、#小南泰葉 さん、#さとうけいいち 監督が見所を大紹介!!</p><p>【アニメイトタイムズ】 2012年9月6日、東京・新宿バルト9にて、今秋の新作映画『アシュラ』の先行上映会が開催され、その直前には、マスコミ向け記者会見が行われた。 この日は、アシュラの野沢雅子さん、若狭役の林原めぐみさん、若狭の恋人・七郎役の平田広明さん、若狭の父・義介…</p><p>アシュラは、今まで私が会ってきた(演じてきた)少年達とは、もう全く違うんです。産み落とされた時から、全然、親の顔も知らないし、育ててくれる人もいないわけです。自分独りで生きていくわけですよね。 でも、生きるっていうことを身につけていくんですね。何かを食べなかったら生きられない、だから人間も食べていくんです。ただ単純に観てしまうと、“なんて恐ろしい”ってなるけども、そうではないと思います。私達もそうじゃないですか、海の魚だって生きているわけですよね。生き物を食べて生きているんです。 私は、(日本アニメの)初期からやってきましたけども、アシュラに出会えて、最高ですね。声優やってて良かったって思います。うわぁ、こういうのも作品にするんだ、普通はしないですよって思います。映画というのは、やっぱり来ていただかなきゃいけないので、お客さんに媚びるカットもあるわけです。 でも、この作品には、私が観る限りでは媚びたカットは1カットもないです!ですから、皆さんには、人間は素晴らしい!世界って、この世の中って素晴らしい!って、作品に流れるものを、是非、観ていただきたいなと思います。 【林原めぐみさん(若狭役)コメント】 平成のこの時代に、よくここまで“覚悟”をもった作品が制作されたなという、その意気込みに、まず圧倒されました。とにかく伝えなければならないもの、残していかなければいけないもの、一言でいうと“覚悟”ですよね、そんな“覚悟”のある作品に、参加できたことを光栄に思いました。 若狭に関して言うと、優しいという人が、人間にとって必要であり、不可欠なものであると同時に、非常に冷酷なものであるというのを感じます。中途半端な優しさは、自分も他人も傷つける。でも、その優しさ無くしては、人は生きていけない。そのことを若狭の中で感じました。 色んな情報が溢れていて、選択権があるのか無いのか分からない世の中ですが、その中でも、みんな心の奥では本気なものを観たいんじゃないかと思うんですよね。作り手の中からにじみ出てくるような、情熱の濃いものを、ボチボチ本気で欲しがってるんじゃないかなと思います。 観た後は、多分、ずっと自分のどこかに残っていく作品だと思うので、是非、多くの方に観ていただきたいなと思いま。 ●じわじわとくるもの!胸が張り裂けそうなところ! 試写会で観させていただいたんですが、始まったら釘付けで、ホントに吸い込まれるようでした。終わったら脱力して立てなかったですよね。立てないくらいになるような作品を観ていたんだということが、しばらく信じられない、すごい衝撃を受けた記憶があります。 時間を置いて、また観させてもらったんですけども、作品に含まれているメッセージが怒涛のように押し寄せてきたというか、生きることの素晴らしさだとか、何故、彼はああなってしまったんだ、何故、ああいう言葉を吐かざるおえなかったんのかっていうのが、後からものすごくじわじわきたんです。 皆さんも是非、1度とは言わず、2度3度とご覧下さい。でも、翌日じゃないほうがいいかもしれない。少し間を空けて、最初に観た衝撃が落ち着いた頃に、もう一度観ていただくと、本当の『アシュラ』が観られるんじゃないかなと、すごく感じました」 【島田 敏さん(義介)コメント】 とにかく“濃い”の一言です。この作品のテーマにしても、すぐに答えを出すことではなくて、私なりに長い時間をかけて、悩んだり、考えたりして、ずっと突き詰められていくのも一つ入っているんだなって感じましたね。 義介と若狭は、娘想いの父親、父親想いの娘というごく普通の親子だったんですね。それが、天災や戦争で、極限状態に追い込まれていくんです。私は、義介というヘビーな役をいただいて、どういう風に演じればいいのか、結構悩んでおりました。義介は、生きるためにこれを選んだんだ!っていう役作りで、なんとか演じることができました。でも、思い返しても辛いというか、胸が張り裂けそうなところがあります。 でも、それを乗り越えて、この作品の持っている、根っこの部分を、是非、たくさんの方々に観ていただければと思います。 ●リンクした世界観!そしてヘビーな決断! 【小南泰葉さん(主題歌)コメント】 今回の主題歌は、原作を読んでから、曲を書いたんです。その時、自分が普段歌っている世界観と、『アシュラ』の内容がすごくリンクしていたので驚きました。いつも私は、歌を歌う時に“善と悪”とか、“幸と不幸”とか、見るところによって、どっちが正しいのか言えないような、そういう光と影がコロコロ変わっていく感じを思っているんです。 それに、作品の一部になれる(主題歌を歌う)ということが初めてだったので、イメージも大切だし、邪魔しないようにとも思いました。自分1人だけの作品ではないので、想いはすごく込めましたね。はい。 映画を観て思ったのは、グレーの部分が全て答えだな、色々なところに答えが点在しているなと。でも最後は、ちゃんと希望の光がありました。原作が映画になったことで、1人でも多くの人に、知ってもらえる映像になったらと思います。 【さとうけいいち監督コメント】 今の時代の映画は、こんな映画どうですか?みたいな、お客さんにお湯加減をきく感じになっていて、僕が加わった最初の頃にも、やっぱりエンターテイメントだから、そういうのも匂わせなきゃって空気はありました。 それとは別に、本質として描かなきゃいけないことは別にあるなって思った時に、これをホントに取り入れる“覚悟”っていうか“決断”は、かなりヘビーなものでしたね。でも生死を扱った内容のものなので、綺麗事で片付けるっていうのは、僕にはちょっとできなかったです。それは、ものづくりをする人間として、震災という現実を目の当たりにしたことも、大きな影響を受けていると思います。 などなど、出演者達は、熱い想いを語ってくれた。そして、その後には、本公開に先駆けたプレミア上映が行われ、上記出演者による舞台挨拶もあったぞ。そこでさとう監督は、この作品を「“生きる”っていうものをテーマにして作りました」と言い、“役者陣に、生きていることを、叫ぶように演じて欲しかった”という想いを明かしてくれた。そしてそのデキについて、「予想の上をいっていた」とも話してくれた。 ◆映画『アシュラ』</p>