ウクライナへの激しい攻撃でロシアへの批判が高まる一方、アメリカで一般人が首をひねるような論調がマイナーではあるが出ている。それがプーチン擁護論だ。
(中略)
その理由はトランプ大統領と彼を支持する保守層、または極右のアメリカメディアにある。
フォックスニュースなど保守メディアは、特にウクライナの戦争に関してニューヨーク・タイムズやウォールストリートジャーナルなどの大手紙とは大きく異なる情報発信をしている。
そして驚くのはそのフォックスニュースのコンテンツをロシア国営メディアが放送しているという事実だ。
■「プーチン氏は正しい」侵攻を支持
フォックスニュースの看板アナウンサー、タッカー・カールソン氏はトランプ支持者として知られている。
侵攻が始まった当初、プーチン大統領は「防衛のため、ウクライナに住むロシア人らをゼレンスキーのナチ国家から救うため」と主張したが、それを支持する報道をしたのがタッカー・カールソンだ。
また「ウクライナは正式な国家ではなく、もともとロシアの一部」ともコメントした。
それに対しCNNが「いったい彼はアメリカとロシア、どちらの味方なのだ?」と批判、保守派で共和党の参謀ストラテジストであるアナ・ナバロ氏も、彼はロシアのスパイではないかと非難したほどだ。
フォックスニュースはケーブルテレビで放映されるメジャーな番組だが、これが極右のネットメディアやSNSになるともっと極端になる。
熱狂的なトランプ支持者として絶大な人気を誇るアレックス・ジョーンズ氏のニュースサイト「インフォウォーズ」は開戦時のプーチン大統領の演説を全文英語訳して掲載した。
保守派のコメンテーターとして強い影響力を持つキャンディス・オーウェンズ氏はそれをツイートし「真実はここにある。
皆この演説を読むべき」とした上に、さらに「この侵攻の原因はNATOの約束違反の東進にあり、すべての責任はアメリカにある」とバイデン政権を強く非難した。
■「反バイデン、親ロシア」の記事ばかり
(中略)
そして並ぶのは、戦局そのものではなくバイデン氏を攻撃する記事ばかり。
「クレムリンは過敏で疲れきって物忘れの激しいバイデン大統領に突きを加えている」「ゼレンスキーの高等補佐官がバイデン氏に対し“度胸があるならキエフにどうぞ”と発言」などの見出しが並ぶ。
息子ハンター・バイデンへの攻撃も人気のトピックだ。もちろん大手メディアではまったく扱われない、フェイクまがいといっていい内容がほとんどだ。
(中略)
■ロシア国営メディアの記事を米国サイトが転載
ここで注目すべきは、インフォウォーズがロシア国営メディアのスプートニク・ニュースの記事を転載していることだ。
(中略)
一方、ロシア国営メディアもアメリカ極右の報道を利用している
国営テレビ番組「60ミニッツ」(アメリカCBSの老舗番組と同じタイトルだが何の関係もない)では、
タッカー・カールソン氏の映像とともに、司会者が「彼の報道はわれわれの意図と一致している」とコメントしている。
また当局からロシア国営テレビに対し、こうしたフォックスニュースのコンテンツをどんどん放送するようにという命令が下ったという報道もある。
ロシアと極右メディアは相互フィードしながら、同じメッセージを増幅させているのだ。
■「ロシアは嫌いだがバイデンやリベラルはもっと嫌い」
今回ウクライナ侵攻に際してもトランプ氏はプーチン大統領を「賢明」と賞賛する一方、バイデン大統領は「弱い」と批判し、
侵攻の理由は「われわれの指導者が馬鹿だから」という発言をしたことは世界で大きく報道された通りだ。
つまりトランプ支持者にとって、プーチン擁護論を受け入れやすい土壌ができていたと言える。
(中略)
つまり彼らはプーチンも嫌いだが、民主党やリベラルのほうがもっと嫌いなのだ。まさに敵の敵は味方、なのである。
■極右とQアノンの陰謀論が合体
もう一つ注目しなければならないのは、Qアノンの陰謀論との急接近だ。
長いので以下ソースで
https://news.yahoo.co.jp/articles/b708cd1aada5e66ed36efa474c201967e75e4dbe?page=1
引用元: ・【保守派】「世界を救えるのはプーチンだけ」アメリカの右派がロシア支持…保守系FOXニュースの親ロシア報道をロシア側も利用 [ramune★]
バイデンやリベラルのほうが”嫌い”だからロシア擁護して叩いてるらしい
保守派は完全に頭がおかしくなってしまった
保守派とリベラルで国を分けたほうがいいのかもしれない
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