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<p>教科書検定 新選択科目「探究」や「論理国語」などが初合格 | NHK</p><p>【高校教科書検定 新選択科目「探求」「論理国語」など初合格】 ことし4月から高校の選択科目が再編されます たとえば 「世界史B」⇒「世界史探究」 「日本史B」⇒「日本史探究」 今回合格した教科書の中身は? 詳しくはこちら ↓↓</p><p>【NHK】来年4月から使われる高校の教科書検定が行われ、新たな選択科目の「日本史探究」や「世界史探究」それに「論理国語」などの教科…</p><p>教科書検定 新選択科目「探究」や「論理国語」などが初合格 2022年3月29日 17時43分 来年4月から使われる高校の教科書検定が行われ、新たな選択科目の「日本史探究」や「世界史探究」それに「論理国語」などの教科書が初めて合格しました。問題意識から学びを深める「探究活動」という学習方法が多くの教科書に盛り込まれています。 続きを読む 今年度の検定は、来年4月から主に高校2年生が使う選択科目の教科書が対象となり、29日に開かれた文部科学省の審議会で、申請を取り下げた2点を除き239点が合格しました。 ことし4月に導入される新たな学習指導要領では、選択科目は現在の「世界史B」や「日本史B」「地理B」が、「世界史探究」「日本史探究」「地理探究」に、現代文や古典が「論理国語」や「古典探究」などに再編され、問題意識に基づき学びを深めることが重視されます。 これを受け、今回合格した教科書には、「探究活動」という学習方法が多く盛り込まれ、知識を得るだけでなく地域の人へのインタビューや、生徒や教員との意見交換、写真や統計資料の活用などを求める内容となっています。 出版社の中には現在より掲載する資料の数を1.8倍に増やしたところもあり、単純に比較はできないもののページ数が増えたり教科書自体のサイズを大きくしたりしているものが多く見られます。 合格した教科書では、新型コロナに関する記述が地理歴史や公民のほか、数学や理科、情報といった幅広い教科に盛り込まれ、来月から成人年齢が18歳に引き下げられることに関する記述も多く見られました。 また政府が去年4月に、慰安婦問題や太平洋戦争中の徴用をめぐり、用語に関する閣議決定をしたことを受けた意見が初めてつけられ、14件すべて政府の見解に基づく記述に修正されました。 「YOASOBI」「鬼滅の刃」「シン・ゴジラ」記述の教科書も 表現力や豊かな想像力を伸ばすことなどを目標とした「文学国語」では、人気漫画「鬼滅の刃」や、ネット発の音楽ユニット、YOASOBIを取り上げた教科書もあります。 この中では「小説だけでなく、漫画もアニメも実写版映画も歌詞も、言葉が命である。作品から送られてくる表現者の言葉を受けとめ、享受者としての感性を磨いていくことによって、私たちの言語生活はよりいっそう豊かになっていくだろう」と記されています。 また「世界史探究」の教科書では、核エネルギーについて考えるテーマで映画「シン・ゴジラ」が例に出されています。 初代ゴジラがビキニ水爆実験の影響で登場したのとは異なるとして、「福島第一原発事故後の『シン・ゴジラ』では、放射性廃棄物に適応して核エネルギー変換器官を体内にもつに至ったゴジラが登場し、核エネルギーの平和利用に一石を投じる作品になった」と伝えています。 成人年齢18歳引き下げ関連の記述も このうち「政治・経済」のある教科書では▼OECD加盟国の多くが成人年齢を18歳としていることや、▼引き下げにより結婚や契約といった面で何が変わるのか、表やイラストで示しています。 別の「政治・経済」の教科書では「新成人は狙われる?」という自治体のポスターとともに、保護者の同意がない場合は契約を取り消せる「未成年者取消権」を、18歳19歳は使えなくなると説明したうえで、正しい判断ができる力が必要だとしています。 さらに別の教科書では「18歳からの社会参加」という特集が5回設けられ、「ライフプランと金融」を取り上げた回では、成人年齢の引き下げで金融商品の取り引きや契約の責任も問われるようになるとして投資のリスクや金融リテラシーについて詳しく伝えています。 このほか国語の「論理国語」で成人年齢を18歳に引き下げる改正民法が成立したときの新聞記事が使われたり、英語の教科書でも関連する内容が紹介されたりと幅広く記載されています。 科目構成が大幅に変わる国語の教科書では、新たな選択科目「論理国語」で教材として想定されていない小説を掲載した2社の教科書が今回、検定を合格し、ほかの教科書会社からは困惑の声が上がっています。 新しい学習指導要領では、求められる教材を解説書の中で細かく示していて、「論理国語」では論説文や批評文といった「論理的な文章」や、提案書や法令文などの「実用的な文章」を教材とし、小説や物語などの文学的な文章を除くこととされています。 しかし、今回の検定では夏目漱石の「こころ」や宮沢賢治の「なめとこ山の熊」などの小説を掲載した2社の教科書も合格しました。 これらの教科書では小説を「教材」ではなく、評論などに関連する「参考」や「資料」としていました。 国語の新しい科目を巡っては新1年生がことし学ぶことになる「現代の国語」でも去年の検定で、小説を掲載した教科書が合格し、全国の高校での占有率が16.9%と、最も多く使われることになっています。 今回、「論理国語」の教科書で小説を掲載しなかった教科書会社の担当編集者は「当初の文部科学省の担当者の説明では、『論理国語』も『現代の国語』も小説は掲載するものではないということだったので困惑している。扱える教材次第で構成は大きく変わるため、小説の掲載についての考え方が整理されなければ次の教科書検定に向けて編集が進められないので説明してほしい」と訴えていました。 「新型コロナウイルス」も</p>